2013年11月03日

第24回 リコピンフォーラム 「リコピンLyc-O-Mato科学・技術セミナー(1)」

第24回 『 リコピンLyc-O-Mato科学・技術セミナー (1)』

10/24、世界最大のリコピンメーカー、ライコレッド社の「第10回リコピンLyc-O-Mato科学・技術セミナー」が開催されました。昨年に引き続いて私も参加しましたので、今回から3回にわたって概要を報告します。ライコレッド社はトマトのカロテノイド成分であるリコピンの機能性に注目し、早くからリコピン研究を進めてきたリコピン世界No1企業です。その研究から生まれた、もっとも効果的なリコピンエキスLyc-O-Matoを世界の名だたる食品企業(スターバックス社、デルモンテ社他)に供給しています。世界の大学や研究機関と数多く共同研究を進めており、今回のセミナーでも注目される報告がありました。

1. 天然成分(野菜)の効果
多くの天然成分を含む
野菜などは、Aという機能成分が働くためにそれを助けるBという成分が含まれることを知っている必要があります。漢方薬も天然物(薬用植物)の組み合わせですから同様です。漢方薬は薬用植物に含まれる天然成分の集合体で、一つの薬用植物に含まれる成分も10、20・・・と実に多いわけです。そうした成分を含んだ薬用植物が5種類、10種類集まったものが一つの漢方薬になっています。代表的漢方薬の 「葛根湯(かっこんとう)」は7種の薬用植物で構成された一つの薬ということになります。そして、7種の薬用植物それぞれが10成分含むとすれば70成分(7×10)になります。この多成分系というのが漢方薬の特長でもあり、その多成分の相互作用、相乗作用で一つの漢方薬の効果が発現します。そして、「葛根湯」は葛(くず)の根に含まれる薬用成分(カッコン)が主成分、そのカッコンの機能を役立てるためには他成分が必要なのです。
天然物(薬でも、食品でも)は多くの成分が協力しあって機能を発揮するのが共通しています。それに対して、新しく人工合成された物質(薬・食品添加物・化粧品など)では、たった一つの成分(合成成分)であることが共通しています。
リコピンはトマトに含まれる天然成分の一つ(カロテノイド)です。ところが、リコピンの機能(抗酸化機能や脂質代謝調整機能)はリコピンだけでは働かないこともわかっています。トマトに含まれる他のカロテノイド成分(フィトエンやフィトフルエン、β-カロテン、フィトフルエン、フィトステロール)やビタミンEがあって初めてリコピンのもつ機能が働くわけです。
これは、トマトにリコピン以外にもカロテノイド成分が含まれ、そうした成分もリコピンが働くために必要な成分であるということです。ですから、天然成分では漢方薬と同じ考え方が必要です。ビタミンCやEも(一つの成分)、体やお肌にいいからとそれだけたくさん摂っても意味はないわけです。このことは(以前もこのフォーラムでお話しましたが)、トマトをサラダで生食してもリコピンはほとんど吸収されないことに関係します。リコピンは油脂成分(オリーブオイル)があって初めて分解、吸収され、機能を発揮するからです。特にリコピンサプリメントの製品設計では、リコピンが吸収され、機能を発揮できる製品設計がもっとも大切であるといえます。
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2. 酸化ストレスとリコピンの抗酸化力
今回の科学・技術セミナーではこのフォーラムで何度もふれているリコピンの単独摂取と「リコピンフィトエン・フィトフルエン・β-カロテン・フィトステロール」の複合リコピンの吸収力の違いについても発表がありました。佐藤充克先生(信州大教授)から発表されたLyc-O-MatoリコピンのDNA(遺伝子)損傷の予防効果脂質代謝改善を通じた肥満予防効果の報告です。酸化ストレス、特に紫外線や放射線、激しい運動によって体内では活性酸素が誘発され、DNAやたんぱく質、脂質を変性させますが、Lyc-O-Matoリコピンがその損傷を抑制しているという研究報告です。

1)14歳〜46歳の15人を対象に、リコピン15mgを摂取後、自転車で20分運動した後の尿中8-oxo-dG(酸化ストレスの指標)に関連する報告です。DNA(遺伝子)は一日50万回も変異して自己修復されますが、紫外線や放射線による酸化ストレスによって体内に8-oxo-dGという酸化物が生じます。この8-oxo-dGという酸化物は血液中で代謝されず、そのまま尿として排出される物質です。そのため、酸化ストレスの程度を示す指標(マーカー)とされています。
今回の研究報告では、リコピンを摂取してから自転車で20分運動した後、尿中の8-oxo-dGが極めて低値であったこと、リコピンを摂らない人は高値であったことにより、Lyc-O-Matoリコピンが体内の酸化ストレスを防御していることが示唆されています。

2)13-oxo-ODA(京大・河田教授らの研究)がPPARα(ピーパー)を活性化させることが報告されました。PPARαは脂質代謝を調節していますが、このPPARαが活性化することで酸化ストレスを防御し、中性脂肪(トリグリセリド)を低下させているという報告です。ただ、このPPARαという物質はトマトそのものに含まれず、トマトジュース、トマトペースト、トマトエキスなど、トマトの加工過程で生成される物質です。Lyc-O-Matoリコピンに活性化されたPPARαが豊富に含まれていることが確認されています。

3)リコピンが精子のDNA断裂を予防するという最新報告です。精子は非常に酸化ストレスに弱いのですが、近年、精子の減少による不妊が大きく取り上げられています。精子数500万未満(1ccあたり)の30人を対象にした研究で、リコピンの服用によって20人に精子増加が認められ、そのうち16人は平均2,200万(4倍)に増加したこと、精子の運動能力が25%以上高まったこと、精子の形態も改善したことなどが報告されました。この研究から、リコピンが精子のDNA断裂を予防していると考えられること、日本人は欧米人に比べ、体内のリコピン量が少なく、リコピンの効果がさらに高まることが示唆されています。 

これら研究は、複合リコピン(リコピンフィトエン・フィトフルエン・β-カロテン・フィトステロール・ビタミンE)であるLyc-O-Matoリコピンの研究です。リコピン単独ではこの結果は示されていません。
                                           (第24回 完)





posted by 高原裕一 at 18:00| サプリメント&健康食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月21日

第23回 リコピンフォーラム 「トマトが紅くなると医者が青くなる」

第23回 『 トマトが紅くなると医者が青くなる 』

「リンゴが紅くなると医者が青くなる」という諺(ことわざ)があります。リンゴは秋の味覚、トマトは夏の味覚です。現在ではトマトやスイカがフルーツ野菜として分類されるようになりましたが、西洋に『トマトが紅くなると医者が青くなる』という諺があります。日常食でトマトをふんだんに食べる西洋ならではの諺です。

1. トマトのチカラ、リコピンのチカラ
このフォーラムでもご紹介しましたが、トマトは南米アンデス高地を原産とする野菜です。江戸時代に中国(唐)から日本に飛来し、「唐なすび」(狩野探幽画伯)という名の観葉植物として紹介されています。その後、明治になって食物となり、現在のトマトの原型は昭和になってからとされています。
日本のトマト生産量は約70万トン、熊本県・北海道・茨城県・愛知県・栃木県・千葉県・福岡県などが主産地です。世界では中国・アメリカほか、地中海沿岸地域とメキシコ・ブラジル・インドなどが主産地です。日本では、意外に北陸地方では生産量が少ないのですが、東京・大阪を含め、日本全国で生産されている野菜です。また、海外から6,000トンあまり輸入(アメリカ産と韓国産がほとんど)されています。
さて、トマトは日本でも一般的食材ですが、そのチカラはこれまでお話したように、何といっても最高レベルのカロテノイド成分です。すなわちリコピンですが、リコピンは体でもっとも多い天然カロテノイドです。また、リコピンは病気との関係でいちばん研究されているカロテノイド成分です。それだけ、健康との関連も強いわけです。リコピンは真っ赤で、脂溶性で、抗酸化力がもっとも強い天然成分ということになります。紫外線の被害を防ぎ、トマトやスイカをしっかり実らせるチカラ、それがリコピンのチカラということです。国際がん研究基金のレポートにもあるように、野菜のチカラではこのリコピンが特筆されています。『トマトが紅くなると医者が青くなる』とは、古くからトマトを日常食としてきた西洋の経験に基づいた諺なのです。

2. 天然美白成分、リコピン
人工合成成分の研究とは、自然界に、すなわちこの世に(地球上に)存在しないものをつくる作業です
。薬でも、化粧品や食品でも、そうした研究のなかで、安全で副作用などが少ないときに製品になるわけです。今回の「ロドデノール」という人工美白成分も、そうした安全性や有効性が認められた結果の成分でした。薬の副作用事件も同じことがいえますが、製品になるまでの被験者(実験された人)というのはせいぜい100人〜2,000人程度です。ですから、例えば、20,000人が使用したときに安全かどうかはわからないわけです。人の遺伝子はそれぞれ異なっていて(遺伝子多型といいます)、本質的にこうした事件は起こりうる可能性が大きいということになります。今日さらに被害者が確認され、15,000人を超えたということです。
薬も同じです。2,000人のデータよりも200,000人のデータの方が情報として信頼根拠は高いわけです。それだけ「経験」が積まれたからです。このように、薬、また化粧品、食品添加物も、新規合成成分というのはこの世にない物質という意味があるわけですから、「経験のない人工物」ということは知っておく必要があります。経験がある、経験が積み重ねられた物質というのは、それだけ判断できる情報が蓄積されているということですから、安心して選べるということになるわけです。
また、人工成分は薬でも化粧品でも、チカラが強いのは副作用も強いということになりますから、この機会にそうした理解もしておいていただきたいと思います。
人工合成成分の薬(新薬)はマイナスがあってもプラス価値で認可さるわけですから、全ての薬に副作用はあるわけです。ですから、人によって(遺伝子多型)は、プラス価値でなくマイナスが強く現れることもあるのです。誰なのかわかりませんが、これは必ずといっていいわけです。今回の美白成分事件は、全員ではありませんので、そうした一般事実として考えることができます。これまでに経験のない人工合成成分が本質的にもつ、こうした背景についても理解しておきたいものです。
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3. ケアに時間をかける
そして、老化や病気というのは、ある日突然やってくるわけではありません。がんなど生活習慣病では10年、20年の年月を経て発症することがわかっています。老化も病気も突然ではなく、長い年月の結果だと理解しましょう。お肌、美容もまったく同じです。長い年月の出来事で、結果です。病気も、お肌も、長い年月を要した出来事ですから、それを直ぐに戻す、治すというのはできないものです。直ぐに戻そうとする、直ぐに治そうとするのが合成成分の特徴で、まさに見せかけです。残念ですが、直ぐには戻りません。お肌も、病気も、そこに至った年月と同じだけの年月がケアにも必要であることをぜひ理解しておく必要があるでしょう。もちろん、発症原因が一過的かつ明確なもの、ウイルス、細菌などの感染症や虫さされなどは直ぐに治すことができます。
そうした意味で、長い経験をもつ物質―ほとんどは天然物です−、例えば、椿油の化粧品もあります。往年の女性によく知られた天然油脂(椿)です。この椿油というのは大変優れています。オリーブオイルと同等の、もっとも酸化しにくい一価不飽和脂肪酸が主成分ですので、お肌にもいいわけです。リコピン同様、そのチカラというのは抗酸化力です。美容でも抗酸化についてよく考えてもらいたいと思うわけです。
活性酸素、フリーラジカルを誘発しやすい生活(特に食生活を含めて)をしながら、合成成分(化粧品)を使うのは見せかけを繕うだけで、お肌には実に不健康です。かえってお肌の問題を隠し、10年後にさらにお肌を老化させていることでしょう。紫外線の防御、脂質の過剰摂取、野菜不足を改善せずに、人工成分(化粧品)でお化粧してもケアにはならないのです。お化粧は食生活の改善、いわば内面のお化粧から考えることをよく理解してもらいたいと思います。そして、いずれも食品と同じ、天然成分を使うことが大切なのです。お肌が痛んだ時間と同じ時間でケアするおいう意識が大切です。そして、すぐに新規合成成分に手は出さないようにしたいものです。合成成分のチカラは天然物より強いのですが、逆にお肌を痛めることがあることも知っていましょう。

4. 天然のめぐみ、美容成分
天然の美容成分は、一般にチカラは合成物より弱いのです。すでにお話したように、合成物は一過性の見せかけに強い成分ですが、天然物は長く使える、人間の体になじむ成分です。人間の体もやはり天然物だからです。
先ほどの椿はじめ、オリーブやトマトの成分は天然美容成分の代表です。活性酸素でお肌は痛むわけですから、活性酸素の防御成分(天然の防御成分)が多いのも特徴です。メラニンの働きを抑えるのはいいのですが、人工合成物と天然物では差があります。しかし、この差はあっていいものです。お肌の自然な機能を無理に押え込む必要はなく、天然物も時間とともに、自然に同じ結果を得られるからです。お肌の手入れは一過的でなく、1年、2年という時間軸のなかで考えるようにしましょう。
『トマトが紅くなると医者が青くなる』という諺は言い得て妙です。それほど、トマトのチカラ(天然カロテノイド成分)はすごいわけです。ですから、リコピンはじめ、フィトエン、フィトフルエン、β-カロテンなど、カロテノイド成分やビタミンEやCなど、みんなお肌のための成分でもあるのです。ただ、吸収されなければ意味がありませんので、化粧品もサプリメントも、その製品設計に十分な注意が必要です。カロテノイド成分は脂溶性ですから、オリーブオイル(油脂)があって初めて吸収され、機能が発揮されます。ですから、リコピンを配合した錠剤サプリは特に注意が必要です。
リコピンの美白機能は抗酸化機能のことです。紫外線などによる活性酸素の誘発で皮膚が酸化され、メラニンが対抗して過剰産生されるわけです。また、リコピンのメラニン産生を抑えるメカニズムはロドデノールと同様です。ただ、リコピンは歴史的な経験をもっている天然成分であることが決定的に異なる点です。このことは薬でも大切なことです。
トマトを生食してリコピンを得るために、必ずオリーブオイル(ドレッシング)とともに一日5個以上食べる(リコピン15mg)必要があります。良質のリコピンサプリメントでは、必ずリコピンサプリとしてきちんと設計された、正当なリコピンサプリメントにしてください。錠剤で設計された擬似リコピンサプリでは健康はもちろん、化粧品としても役立ちません。
                                          (第23回 完)


posted by 高原裕一 at 13:41| ヘルス&ビューティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月15日

第22回 リコピンフォーラム 「リコピンの抗酸化力と酸化ストレス」

第22回 『 リコピンの抗酸化力と酸化ストレス 』

酸化ストレスについてお話します。人間も、鉄も、活性酸素には勝てません。生命活動には酸素が必要ですが、同時に酸素との戦いの歴史でもあります。例えば、老化には活性酸素が大きな影響を与え、病気も酸素との関連がわかっています。


1. 酸化ストレスと抗酸化
リコピンには天然物でもっとも強い抗酸化力があることをお話しました。野菜(植物)の天然カロテノイドは抗酸化力が強く、食生活でも意識して摂るようにしたいものです。抗酸化力とは、文字通り、酸化ストレスに対する細胞の抵抗力をいいます。お肌の紫外線ストレスは活性酸素による攻撃ですが、それがシミやシワとなって残るわけです。
それと戦っているのが美白事件でも有名になったメラニン(色素)です。ですからメラニンは活性酸素(酸化ストレス)の攻撃に対抗、防御しているわけです。紫外線ストレスに弱い人、すなわちメラニンがあまりつくられない人(チロシナーゼ活性が低い)はすぐに皮膚が赤くなります。赤くなるのは酸化された結果です。美白成分はメラニンを産生するチロシナーゼ活性を阻害し、メラニンの働きを抑えますので、この機会に考えてみる必要があるでしょう。
私たちは、酸素を使って食べた栄養素を生命活動エネルギーに変えています。エネルギー源となるATP(アデノシン3リン酸)は食べた栄養素が酸素で燃やされ、細胞のミトコンドリアで合成されています。ですから生きるために酸素が必要であるのは、この生命活動エネルギーをつくるために酸素が必要であるということになります。ほかにも酸素はさまざまな生化学反応に関与しています。
ところが、この酸素が必要以上に体内にあって(およそ2%以上過剰)、その一部が体に害を与える悪玉酸素、すなわち活性酸素に変わります。活性酸素はフリーラジカルという、電子を失って不安定になっている酸素のことです。フリーラジカルは不安定ですから、安定しようとして他の細胞の電子を奪い(攻撃し)、酸化させてその細胞を傷つけます。このとき、体が(細胞)がフリーラジカルに攻撃されないように、いわば身代わりとして活性酸素に電子を渡す物質があります。それが抗酸化物質とよばれるものです。抗酸化物質はビタミンCやEが有名ですが、活性酸素が発生したときビタミンCやEが自らの電子を活性酸素に渡し、その結果、細胞は活性酸素の攻撃からまぬがれるわけです。このとき、電子を活性酸素に渡したビタミンは酸化してしまいます。この身代わりになってくれるビタミンCやE、すなわち抗酸化物質が不足すると、活性酸素は細胞から電子を奪う(細胞を攻撃して酸化させる)わけです。その結果、細胞や遺伝子は酸化されて傷つき、病気や老化を促進することにつながるわけです。
こうした身代わりとなって働く、すなわち
抗酸化力をもつ成分はビタミンCやEのほか、リコピンやルテイン、アスタキサンチン、カテキン、クロロゲン、α-リポ酸などがあります。この天然物質成分の働きが活性酸素の中和力(消去力・抗酸化力)といわれる機能成分です。

2. フリーラジカル(活性酸素)の誘発
人間をはじめ、酸素を使って生きる生物は常に活性酸素の攻撃にさらされています。活性酸素との戦いは、酸素を利用して生命活動エネルギーをつくる生物の宿命といえ、逃れることができません。
活性酸素を誘発しにくい生活環境や食生活に心がけることが大切になるわけです。
私たちの体では、酸素によってさまざまの生化学反応(分解・合成・代謝・排泄など)が起こっています。酸素はそうした生化学反応で1個の電子を失って(本来、電子は2個のペア)、不安定なフリーラジカル(活性酸素)という過激分子になるものがあります。活性酸素は白血球など、ウイルスや細菌などの外敵を攻撃するために必要ですが、過剰に産生されると体をも攻撃するようになります。そして、現代社会は活性酸素の誘発要因の多い社会だということに留意する必要があります。
特に、活性酸素は脂質成分と結びつきやすく、血管で過酸化脂質(酸化LDL)を形成し、動脈硬化を促進します。また、酸素と血液が多い心臓や脳で活性酸素が産生されやすく、循環器疾患の発症原因に関係しているとされています。
このように、活性酸素に攻撃されることが酸化ストレスにさらされているといえるのですが、この活性酸素による細胞の酸化によって老化が促進されたり、病気の誘発にもつながっているわけです。
エネルギー源となるATPの合成にはコエンザイムQ10(補酵素)が必須なのですが、ATPの合成には活性酸素が生じ、コエンザイムQ10がその活性酸素を中和しています。また、さまざまな代謝でも活性酸素が生じたり、感染症など炎症性疾患や紫外線、放射線、排気ガス、タバコ、電子機器、お酒、ストレスなどからも活性酸素が誘発されます。
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3. 老化、病気とフリーラジカル(活性酸素)
老化、寿命は生まれたときから遺伝子で決まっているという考え方があります。もっとも、その説でも人間は125歳まで生きることができるとされます。例えば80歳まで生きれば、本来125歳までの寿命のうち45歳早死ということです。人間の細胞分裂は生まれてからおよそ50回程度といわれていますが、加齢とともに減っていきます。分裂するたびにDNAのテロメアとよばれる尻尾のようなところがだんだんと切れていき、最後は細胞分裂できなくなってしまう、それが生物としての死になるのです。
80歳が早死とすれば、老化が促進された結果ということになります。この老化促進はフリーラジカル(活性酸素)が大きな原因になっているといわれます。老化は個人差も大きいのですが、脳血管系疾患をはじめ、炎症性疾患は体内で活性酸素を誘発することがわかっています。そして、がんも活性酸素との関係が指摘されており、現在、がん治療でもこの活性酸素防御の視点で研究が進められています。私たちが酸素を使って生きている以上、活性酸素から逃れられないのですが、食生活や生活環境を見直すことで活性酸素の被害、すなわち酸化ストレスを防御(抗酸化)することができます。この抗酸化生活を意識し、できるだけ若々しく、瑞々しくいられる時間を延ばしたいものです。

4. フリーラジカル(活性酸素)の防御−酸化ストレスの防御
活性酸素は電子を1個失った不安定な酸素です。この不安定な酸素分子は安定するために他の細胞から電子を奪い、その細胞を酸化させます。体にはSODやカタラーゼという酵素があり、活性酸素を中和・消去していますが、あまりに多くの活性酸素は中和しきれないわけです。このとき、ビタミンCやEがあるとビタミンの電子を活性酸素に渡し、活性酸素を中和します(ビタミンは酸化します)。それによって体(細胞)が活性酸素の攻撃から守られる(酸化されない)わけです。
日常生活では、病気(特に炎症性疾患)にかかりにくい健康維持が大切です。生活環境(排気ガス、大気汚染、紫外線、タバコ、電子機器)からの防御にも留意が必要です。食生活では野菜を中心とし、ビタミンやミネラル、リコピンなど栄養機能成分をしっかり摂取する心がけが大切です。
特に、ジャンクフード、コンビニフードはやめましょう。野菜のビタミン、ミネラルをしっかり摂取するのがまず第一です。今日、野菜の栄養価は低下していますから、これまでの2倍食べることを意識しましょう。とにかく、現代はビタミン、ミネラル不足が顕著なのです。野菜でしっかりビタミン、ミネラルを補給する意識をもちましょう。ビタミン、ミネラルは炭水化物、脂質、たんぱく質(3大栄養素)を栄養にする必須の機能成分だということを忘れないでくださいどうしても不足しがちな人はサプリメントで補給する必要があります。これは必ず天然、良質のサプリメントであることです。500円、1,000円といった人工合成サプリメントはNGです。それは、人工添加物と同等といってもいいからです。
トマトリコピンは天然の抗酸化成分です。天然カロテノイドの多くが抗酸化力に優れていますが、リコピンはもっとも強い天然の抗酸化成分だと覚えておいてください。また、ビタミンCは水溶性ですから少なくとも3時間ごとに補給しましょう。果物だけでなく、お茶(グリーンティ)は手軽なビタミンC補給になります。ビタミンEはリコピン同様に脂溶性ですから、一日のどこかで意識して補給すればいいでしょう。アーモンド、ナッツ類はビタミンEが豊富です。また、リコピンは脂溶性ですが、ビタミンEと異なって体には蓄積しません。ですから、ビタミンCのように3食ごとには補給するのが好ましいといえます。ただ、トマトは必ずドレッシングなど油性成分とともに食べる必要があります。また、トマトジュースではリコピンが摂れないことも忘れないでください。油性成分がなければ吸収されません。

5. 若々しく、瑞々しく=健康  リコピンEQのちから
リコピンEQ
というサプリメント(ウエルインデックス社、http://www.wellindex.co.jp)の企画開発に私も参加していますが、この企画では世界No1のリコピンエキスのLyc-O-Mato(リコピン複合カロテノイド)をベースとし、BOSCO社の高品質オリーブオイル、老化予防に役立つ還元型コエンザイムQ10(カネカ社の世界No1成分)、さらにトマト、大豆、オリーブオイルに含まれる天然ビタミンE(保健機能食品としての基準値を満たす配合)で設計されているのが特長です。何より、リコピンの機能を生かすサプリメントとして設計していますので、余計な原料や添加物は配合していません。このことはリコピンサプリメントの設計で非常に大切なのです。リコピンだけ配合しても、オリーブオイル(油脂)がなく、吸収されなければリコピンの機能は生かされないのです。さらに、リコピンの吸収を妨げるような原料が配合された擬似リコピンサプリメントもあって、私も心を痛めているわけですが、サプリメントでは製品設計がもっとも重要であることを知っていただきたいわけです。多原料、多成分のサプリメントは、そのほとんどが製品設計を考えたサプリメントといえないからです。十分に注意してください。
リコピンEQはリコピン、オリーブオイル、コエンザイムQ10、ビタミンE、4つの天然機能成分をゴールデンルール(黄金律)に従って設計しています。そのため、しっかり吸収され、酸化ストレスの防御にも役立ちますいずれも抗酸化力をもった高品質な天然成分であり、国内のGMP認証工場で生産され、安全、安心できるサプリメントに仕上がっています。
リコピンEQは、何を目的に摂るのかわからないサプリメントとは異なり、若々しさ、瑞々しさを維持する=健康を維持することを目的に設計されている天然素材のサプリメントです。現代社会は活性酸素の被害(酸化ストレス)が拡大していますので、日常生活ではいつも「抗酸化」ということを忘れずにいたいものです。
                                           
(第22回 完)
posted by 高原裕一 at 22:48| サプリメント&健康食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月09日

第21回 リコピンフォーラム 「リコピンとアンチエイジング」

第21回 『 リコピンとアンチエイジング 』

1. アンチエイジング
アンチエイジングという言葉が一般的に使われるようになりました。若々しく、瑞々しく・・・というのは男女を問わず、きっと誰もの願いかもしれません。
美白成分事件がますます拡がり
を見せていますが、お化粧などの表面の問題ではなく、体全体を若々しく、瑞々しく保つ、それがアンチエイジングでは大切です。アンチエイジングは「抗老化」と訳されますが、そもそも、アンチエイジングは健康と一体の考え方です。健康であること、そこにアンチエイジングがあるということです。これはダイエットも同様です。ですから、表面だけにこだわらないようにしたいものです。逆に言えば、健康のために、日常からアンチエイジングを意識するのが大切です。若々しい、瑞々しい人は総じて健康な人達だからです。
ダイエットはアンチエイジングの一つであり、整腸や便通改善、あるいは痩せることではありません。ダイエットとアンチエイジングの取り組みには共通することが多いので、まずは食生活を見直しましょう
まず、1ヶ月の食生活記録をつけることから始めます。炭水化物、脂質、たんぱく質の摂取バランスとエネルギー量を確認します。目標基準として炭水化物50〜55%以下、脂質は20〜25%以下(特に、動物性脂肪―不飽和脂肪酸を控えめに)、たんぱく質は20%、野菜(ビタミン・ミネラル・ファイバー)5%で見直しましょう。そして、特に若い人はジャンクフード、コンビニフードはストップです。コンビニフードは添加物と調味料で味付けされたジャンクフードです。ぜひ、この機会にコンビニフードの裏面を読むクセをつけてください。裏面の添加物表示に驚く方が多いのですが、リピーターにするために食品企業の添加物と調味料研究で生まれたジャンクフード、それがコンビニフードです。インスタント食品やジャンクフードはストップして野菜を2倍食べましょう。ビタミン・ミネラル・ファイバーの不足が顕著です。とにかく、野菜を徹底的に食べる。すぐに、ダイエットサプリは不要になります。野菜のチカラがすごいことがわかるでしょう。
次に、アンチエイジングで大切なのは身体活動、すなわち運動です。これは生活の一部です。誰にでもできるウォーキングでいいのですが、一日一時間、しっかり歩く習慣をつくることがアンチエイジングにつながります。女性は特にお肌のツヤが間違いなく戻ります。まずは1ヶ月、一日1時間のウォーキングを実践しましょう。ウォーキングは有酸素運動、心肺機能のアンチエイジングです。ぜひ覚えておいてください。
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2. リコピンとアンチエイジング
リコピンのお話をします。リコピンとは、植物(トマトやスイカ)が成長するために生みだす機能成分で、植物が自己を守るための防御成分です。それが、私たちの健康にも役立つカロテノイドという機能成分です。同様に、植物はポリフェノール(フラボノイド)という機能成分も生みだしています。野菜を食べるというのはビタミン・ミネラル・ファイバーのほか、こうした栄養機能成分を一緒に摂っているわけです
リコピンはトマトやスイカの赤、リコピンという色素です。トマトは真夏に旬をむかえますので本来的にたくましい野菜です。夏はもっとも厳しい自然環境ですが、その厳しい夏に負けないチカラがリコピンのチカラなのです。野菜も私たち人間も、活性酸素の攻撃から自己を守っていますが、リコピンの抗酸化力は天然物でもっとも強い(カロテノイド成分)ということです。
今回の美白成分事件でもわかりますが、美白の敵は活性酸素です。しかし、お肌でメラニンが合成されるのはお肌を守るためです。何から守るのかといえば、活性酸素の攻撃からです。この活性酸素は紫外線被害(酸化ストレス)です。紫外線が活性酸素を誘発し、お肌を日焼けさせるわけです。それに対抗するのがメラニンです。ですから、メラニンが産生される(黒くなる)人は本来は健康で丈夫な人が多いわけです。
美白のためには美白成分(化粧品)を使うよりも紫外線にあたらない工夫が大切です。リコピンも美白成分事件で有名になった『ロドデノール』と同じように、チロシナーゼ活性を抑え、メラニンの産生を抑制しますそういう意味で同様の働きで美白を応援します。ただ、「ロドデノール」という新規合成成分と決定的に異なることがあります。リコピンはトマト(日常食品)に含まれる天然成分であること、人が歴史的経験をもっている機能成分だということです。
ロドデノールは新規合成化合物であり、この世に存在しないものを人工合成した人類未知の物質です。ですから経験がない物質、すなわち危険性をもつ物質です。

3. トマトを食べれば美白?!
リコピンはトマトにもっとも多く含まれています。トマトを食べているから健康、美白かというと、半分正しく、半分間違っています。それは、リコピンはトマトを食べたり、トマトジュースを飲んでも、ほとんど吸収されないのです。リコピンは生食、ジュースで吸収できない成分であることも覚えてください。ケチャップやピューレ、ソースは大丈夫です。リコピンは脂溶性成分のため水には溶けませんから、油料理、オリーブオイルやドレッシングが欠かせません。それがリコピン摂取のゴールデンルール(黄金律)ということになります。
もう一つ、美白でも、また病気予防でも、トマト1個でリコピンの機能を役立てることはできません。日常のスーパーで売られているトマトは最低でも一日3個以上、できれば5個は食べたいところです。家族3人だと最低毎日10個、家族5人なら最低毎日15個のトマトを油料理とともに食べる必要があるでしょう。トマトは1個100〜200円くらいですので経済的にもちょっと非現実的かもしれません。そのため、リコピンサプリメントがあります。ただし、天然リコピンであること、素材(生産・製造)が明確なものであること、オリーブオイルとともにソフトカプセルできちんと設計されている良質、ホンモノのリコピンサプリメントを選ばなければなりません。オリーブオイルがなく、リコピンだけを配合した錠剤で設計された擬似リコピンサプリも多くなっており、注意が必要です。リコピンサプリメントは、既にお話した通り(第13回フォーラム参照)、5種類程度しかありません。私も企画に参加しているリコピンEQ(ウエルインデックス社/www.wellindex.co.jp)をお奨めします。リコピンのもつ機能を生かすための製品設計がきちんとされていることが推奨の理由です。一日180円程度、コーヒー1杯分です。トマト5個分のリコピン(20mg)を含み、何より製品設計が優れ、リコピンの機能を生かすことができるのです。(第10回フォーラム参照)
リコピンが配合されても、その機能を生かす製品設計がなされなければ健康に、アンチエイジング、美白にも役立ちません。選ぶときには製品設計をよく注意していただきたいと思うわけです。
リコピンサプリは効果なしなどという口コミを読んでみると、ほとんどが「擬似リコピンサプリ」の口コミでした。すなわち、
口コミにある製品はリコピンサプリメントではないのです。ですから口コミは当然ですが、リコピンスペシャリストとして大変残念に思うわけです。健康・アンチエイジング・美白・ダイエットのために、正しく製品設計されたリコピンサプリメントを摂っていただきたいと思います。
                                   (第21回 完)



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2013年10月06日

第20回 リコピンフォーラム 「サプリメントの効果、クスリの効果」

第20回 『 サプリメントの効果、クスリの効果 』

1. 美白問題と天然成分
大手化粧品メーカーの美白成分による健康被害
がさらに拡大、14,000人と報道されています。女性が美白を求める気持ちは古今東西変わらないものと思いますが、特にお顔の一部だけが白くなるような白斑現象は困ってしまいます。
ただ、今回の問題に限らず、化粧品、サプリメント、食品、あるいは薬も、効果があるというのは、体になんらかの作用を及ぼしているという事実があることです。化粧品はお肌(皮膚)から、食品や薬はお口から体に入ります。食品(サプリメントでも)はその食品の効果を感じるということはまずないのですが、薬はむしろ何かしら効果を感じなければ薬になりません。
ここでは、まず食品を考えてみます。例えば、ホウレンソウは、ビタミンBやCやE、鉄、マグネシウム、カリウムなどのミネラルや繊維質など、多くの成分を含んでいます。ですから、ホウレンソウを食べるのは「含まれる成分を摂っている」ということになります。いわば「ビタミンCやEを食べている」と考えてもいいわけです。ホウレンソウは長年にわたって食で利用されてきた歴史ある野菜ですから、私たちは安心して食物として利用しているわけです。さらに、ホウレンソウには多くの成分が含まれますが、その成分はホウレンソウを食べる人間のためではなく、ホウレンソウ自身の成長(実り)のために生みだされている成分だということです。
このホウレンソウの成分は、それぞれの成分が、ばらばら、個別ではなく、「全体が一つ」となってホウレンソウを成長させ、また、害虫や自然から身を守っているということです。たとえば、ビタミンCは、ビタミンEやカルシウムなどとの相乗的なチカラとなり、ビタミンCがいいからといって、ビタミンCばかりを多量に摂っても意味はないわけです。そういう意味で、食品(野菜など天然物)では、
「多くの成分が複合体として存在している」ということです。食の安全を考えるとき、このことは知っておいてください。

2. 薬と合成成分・天然成分
その対極は薬です。製薬会社の研究所などで、一定の作用をもつ化合物をつくるための研究をしています。化合物の研究とは、自然界には存在しない、新たな人工物をつくりだす作業です。そして、たった一つの成分(化合物)だからこそ作用がわかりやすい、ほかの成分との関係も確認しやすいことになります。一般に、新規化合物(合成新薬)として研究開発される物質は、作用が強く、だからこそ薬として利用価値があるということです。漢方薬ではこうした人工化合物と異なり、多くの食品と同様に多成分を特徴とした天然薬物です。多くは植物ですが、一部に鉱物も原料になっています。そして、ひとつの生薬(薬用植物)には数え切れない成分が含まれるのは食品の野菜と同じです。そうした生薬が10種類配合された漢方薬であれば、100以上の成分が入っていると考えてもいいでしょう。多くの成分の複合体が「一つの漢方薬」です化合物(合成薬)は「たった一つの人工成分」、漢方薬は「数え切れない天然物成分の複合体」であるということです。天然成分の複合体は野菜も同様なのです。
漢方薬の副作用が少ない(概ね合成薬の10%以下)のは、人工合成物とは異なり、「成分が複合体として存在していることが大きな理由」といえます。漢方薬の作用は人工合成薬より緩やかで、ある意味で食品に近いということです。漢方薬に入っている生薬は、相互・相乗的な効果で働いたり、副作用を打ち消したりしていることがわかっています。
漢方薬の効果は配合される生薬相互の関係性で決まりますが、それが「一つの漢方薬の効果」ということになります。漢方薬は、いわば2000年にも及ぶ人体実験で重ねられたデータが元になっていて、漢方薬は副作用が少なく、効果が緩やか、特定臓器に働く人工合成物とは異なるなどの特徴になっています。生体の自然治癒力、恒常性を高め、体全体を調整する、それが漢方薬のチカラになっているわけです。逆にいえば、感染症など、病気の原因と治療法が明確な場合は漢方薬は役立ちません。原因が明確であれば、敵を確認し、攻撃して治せるからです。ある意味、治療は簡単です。
漢方薬による治療は、老化などに起因する機能性疾患とよばれる病気が多く、そうした複合疾患が主な対象です。合成薬はこうした治療は苦手です。それは敵がわからないからです。
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3. サプリメントの効果とは
さて、サプリメントは漢方薬に近く、さらに安全、緩やかな効果が期待できることが理解できると思います。もちろん、これはきちんと製品設計されたサプリメントに限る」わけです。近年は、美白問題だけでなく、メディアで話題になると、宣伝用にその成分を配合しただけと思えるサプリメントもあふれているわけです。そうしたサプリメントはNGと考えるようにしてください。食品成分だから勝手に配合できてしまうわけですが、ほとんど製品設計が考えられていないものがあるからです。リコピンサプリでも同様だというお話をしましたが、リコピンの機能を考えていない、ただ宣伝用に配合しただけというような「疑似リコピンサプリメント」が大変多くなっています。
サプリメントは食品です。漢方薬に使う薬用植物(薬用成分)は使われません。効果をすぐに実感できるようなサプリメントはむしろ問題があり、危険もあります(時折、ニュースになるように、薬用成分を配合しているものもあります)。食品というのは、すぐに効果を実感することがないということがまず大切なのです。この考え方は重要です。実感できない、気づいてみれば体調がいい−後で気づく効果だということです。すなわち、半年後に実感することがあるなど、それが大切な視点になります。「スマートになった、よく眠れるようになった、疲れにくくなった、朝起きたときすっきりしてる」など、気づいてみれば・・・というのが食品やサプリメントの効果であることを知っておきましょう。すぐに実感するというのは危険と裏腹ですので忘れないでください。

4. 美白事件とは
今回の美白事件はこのメーカー製品だけではなく、ほかの製品でも考える機会になったようです。ここで、留意するべき大切なことは、自然界に存在しない人工物質−すなわち多くの薬や化粧品、あるいは食品など−は経験的、人体実験的な歴史を経ていない新規物質であるということです。この事件は、単に化粧品「ロドデノール」という成分だけの問題ではないという理解が必要です。新たにつくられた(新規に合成された)人工物質は、そこに「経験がない」という重要な意味(危険)が隠れています。ですから、ほかの人工物質も同様の事件が起こりうる、そう留意すべきなのです。対極にあるのが漢方薬です。こうした問題は天然物でも起こりうるわけです(人工物よりはるかに少ない)が、漢方薬は長い歴史のなかで人体実験を繰り返してできあがった薬であるということです。ですから、副作用の強い漢方薬は長い経験のなかで淘汰されているというわけです。
サプリメントも同様です。食品として認可されている人工成分があります(ビタミンが代表です)が、そんな成分だけでつくられているサプリメントが500円、800円、1,000円程度で販売されています。法に違反するわけではなく、合成も簡単、原料は天然成分の10分の1以下と考えてもいいでしょう。しかし、人工合成物の多くは化学構造だけ天然物と同じ異性体」です。つまり、「似て非なる物質」、「同じ、だけど違う物質」です。飲料(缶やペットボトル)には決まってビタミンCと書いてあります。これがわかりやすい例ですが、このビタミンCは人工合成添加物(酸化防止剤)です。栄養ではありません。清涼飲料水にビタミンCが入ってるなんていう見方は勘違いだということを知りましょう。
サプリメントは天然成分を原料ベースにした良質な製品を選ぶことが大切です。天然物、良質なサプリメントでこそ、健康のために摂る食品としてふさわしいのです。良質のサプリメントは一日コーヒー一杯分程度」と考える必要があります。健康に役立つ製品(食品)として決して高価ではありません。1,000円の人工ビタミン剤がよほど高いと考えることが大切です。100円サプリは言語道断、実質的には100円サプリも1,000円サプリも変わりません。こうした価格のサプリメントの成分は、ほとんどが人工合成成分と考えていいからです。食品でも利用される人工添加物のようなものです。
現在のサプリメントは、製品設計を考えていなものも多く、安全、効果がある(=後から実感する効果)、健康を守るサプリメント選びはますます大切な時代になっています。そのために、消費者として正しく判断できる情報や知識をもつようにしたいものです。

                                                (第20回 完)

posted by 高原裕一 at 23:40| ヘルス&ビューティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月30日

第19回 リコピンフォーラム 「リコピンEQでインナーケア−コエンザイムQ10・ビタミンE」

第19回 『 リコピンEQでインナーケア −CoQ 10&ビタミンE 』

還元型コエンザイムQ10という健康維持に必須の成分(ユビキノール・ビタミンQ)があります。今回は特にインナースキンケアのためのリコピンEQについてお話します。コエンザイムQ10は30歳代から体内で減少し、脳心血管系疾患、免疫関連疾患、代謝疾患(肥満・糖尿病)、皮膚疾患などの病気に影響を与える重要なビタミン類似成分です。現在、食事からの摂取不足もあり、良質の天然素材サプリメントで補うことが必要になっています。

1. コエンザイムQ10
コエンザイムQ10(以下、CoQ10)という栄養機能成分は、1974年、初めて 「うっ血性心不全」治療薬として、医薬品として承認されました(一般名:ユビデカレノン)。今でも医師が処方す
る薬です。もっとも、これは日本のことであり、欧米では早くから薬ではなく、食品成分でした。この世界的潮流を受け、日本でもようやく2001年食品成分とされました医薬品と食品は作用、効果が即効性か遅効性かの違いとして考えることができます。CoQ10は非常に緩やかな作用、効果をもっていて、当初一日30mg(医薬品と同量)までとされましたが、まもなく一日100mgまでの摂取が認められました。体内でもつくられるため、安全な機能成分とされたのです。漢方薬の原料である生薬も作用・効果が緩やかであり、食品でも使われる生薬があることをお話しました(第7回フォーラム)。従来、CoQ10は「酸化型CoQ10」(6社)でしたが、効果には疑問がありました。2007年にカネカ社が「還元型CoQ10」の研究開発(発酵)に成功し、現在ではカネカ社の還元型CoQ10が世界のトップ素材になっています。オリンピック選手のコマーシャルでも有名です。
このCoQ10が健康、予防医学のためになぜ大切なのかですが、
@私たちの生命活動エネルギーをつくるために必須の機能成分(補酵素)であること。
A多くの病気の発症に関係する性酸素やフリーラジカルを消去する力(抗酸化力)が強いこと。
この二つがCoQ10の機能、そしてチカラであるといっていいでしょう。

まず、@エネルギー産生に関してですが、栄養素と酸素で起きる代謝反応(生化学反応)でブドウ糖などがつくられ、そこからATP(アデノシン3燐酸)というエネルギー源を合成するために還元型CoQ10が重要な働きをしています。そのため、還元型CoQ10不足が生命活動のエネルギー不足につながりやすく、疲れやすい、疲れがぬけにくいなどの症状があらわれます。
A病気との関連では、CoQ10不足は体の身体機能だけでなく、生理機能(皮膚なども)を低下させることがわかっていますCoQ10は脳や心臓、腎臓などに多く集まり(エネルギー消費が活発な臓器)、40歳代以降の生理機能低下とともにCoQ10が減少し、80歳代では20歳代の半分以下になると報告されています。このことが、さまざま疾患の誘発につながりやすくなるわけです。
そして、私たちが食事で摂取するCoQ10は一日5〜10mg程度であり、健康維持に必要な30mg〜60mgと差があります。そのことが良質のサプリメントで還元型CoQ10を補給する必要性が叫ばれる理由です。CoQ10はイワシにもっとも多く含まれていますが、それでもイワシ100gあたり6mg程度であり、毎日イワシを6尾食べる必要があるわけです。日本コエンザイムQ10協会http://www.coenzymeq-jp.com)の情報サイトをご紹介しますので参考にしてください。
 
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2. インナースキンケアとコエンザイムQ10
CoQ10は皮膚(表皮・真皮ともに)にもあって、お肌の新陳代謝(ターンオーバー)に欠かせない機能を果たします。シワやシミはこうした皮膚の新陳代謝が低下した状態(ターンオーバーの長期化)で、特に、紫外線(UV‐A・B)による活性酸素の誘発で生じます。新陳代謝が活発な20歳代は皮膚でのターンオーバーが活発なために保湿成分(NMF)も生まれ、肌の潤いが維持されやすいわけです。NMFは紫外線にも抵抗力(抗酸化力)のある内因性防御物質です。
しかし、新陳代謝が低下するとお肌の潤いがなくなり、乾燥肌になります。乾燥肌というのは皮膚のターンオーバーの長期化、皮膚の抵抗力、バリアー機能が低下している状態です。紫外線への抵抗力も低下し、日焼けによるシミ、シワが増えます。そういうとき、お肌だけケアしても一過性であり、皮膚の老化そのものは改善しません。皮膚の活動を活発にするためにCoQ10やビタミンEに目を向ける必要があるわけです。ですから、お肌だけ(局所)を考えるのでなく、インナースキンケア(体内美容)を考えることが大切になります。
CoQ10は皮膚の新陳代謝を高め、ターンオーバーを促し、皮膚の酸化や紫外線への抵抗力を高め、シミ、シワになりにくくする働きがあります。CoQ10はこうした研究報告が増え、化粧品に配合されるようになったわけです。
また、ビタミンEは抗酸化ビタミンの代表で、お肌を守る成分です。ただ、ビタミンEが働くためにCoQ10が必要であることは知っておきたいものです。ビタミンEの抗酸化力を期待するためにはCoQ10をしっかり摂る必要があります40歳代以降、CoQ10の減少も激しく、日常から意識して食品などから摂る必要があります。女性は「お化粧のノリがわるい」と言いますが、それもこのCoQ10不足であると考えられます。ビタミンEとCoQ10は健康・美容成分としてセットで考えるようにしておくといいですね。
CoQ10は天然発酵で生みだされますが、最先端の「還元型」のCoQ10を摂る必要があることも覚えてください。これは重要です。従来の酸化型CoQ10では摂る意味がないといっても過言ではありません。現在、還元型CoQ10を生産しているのはカネカ社のみです。他社はすべて酸化型CoQ10
です。注意しましょう

3. リコピンEQとインナーケア
リコピンEQは、私も参加しているウエルインデックス社(http://www.wellindex.co.jp)の企画開発委員会(医師・薬剤師・栄養士他)で原料素材、産地、成分をチェックし、ゴールデン・ルール(黄金律)に従って製品設計された正統派リコピンサプリメントです。リコピンの機能を生かす製品設計をしていますから、余分な成分は配合していません。カロテノイド成分のリコピンの吸収を第一に考えて設計されている、安全・安心なサプリメントです。
@天然トマトの複合リコピンカロテノイド(Lyc-O-Matoリコピン+β-カロテン+フィトエン+フィトフルエン+ビタミンE)
A
オリーブオイルは熱に強く、もっとも酸化しにくい(ω9系‐オレイン酸)イタリア産オリーブオイル(BOSCO社)
B
還元型コエンザイムQ10は、天然発酵によって生みだされる世界唯一「還元型」のCoQ10(カネカQH・ユビキノール)
C
ビタミンEは、トマト・大豆・オリーブの天然ビタミンE(α-トコフェロール)をゴールデン・バランス(7:2:1)で配合
リコピンEQの天然素材はすべて世界で認められた安心のトップブランドであり、品質情報も開示されています。リコピンEQは究極のヘルシーレシピ、ヘルシーダイエット食といわれる地中海料理のようなサプリメントです。いつでもお手元で役立てていただくことができます。また、国内のGMPガイドライン認定工場で製造され、安全、安心な製品として仕上がっています。
単にリコピンを配合しただけのリコピンサプリメントといえない製品も増えています。リコピンサプリの設計は必ずリコピンとオリーブオイルがセットで配合され、ソフトカプセル(ソフトジェル)で製造される必要があります。錠剤ではオリーブオイル(油脂)を配合できないわけです。サプリメント選びの正しい知識が必要な時代なのです。
                                         (第19回 完)
posted by 高原裕一 at 19:17| ヘルス&ビューティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月24日

第18回 リコピンフォーラム 「リコピンの一日摂取量」

第18回 『 リコピンの一日摂取量 』

リコピンの摂取量については、一部の情報サイトに非常に疑問といえる情報内容が公開されています。摂取量の問題は大切な視点ですので解説したいと思います。

1. トマトのリコピン含有量
まず初めに、リコピンは油脂に溶ける(水に溶けない)成分であること、小腸でビタミンAに変換されない成分であること、体内でもっとも多いカロテノイド成分であること、体内に蓄積しない成分であることが主な特長、性質です。そして、リコピンはトマト、スイカ、グァバなどに多く含まれ、トマトでは100gあたり約2.5mg〜3mg程度含まれています。スーパーにある生食トマトは中玉(130g〜150g)で、3mg〜4.5mg程度のリコピンが含まれると考えていいでしょう。同様に、大玉トマト(180g〜200g)では4mg〜6mg程度含まれるということです。
情報サイトの一部にはトマト一個にリコピンが8mgが含まれるという記事もありますが、スーパーなどでリコピンを8mg含んでいるトマトはまずありません。ただ、加工トマト(ジュース・ケチャップ用)であるレッドトマトは、完熟した後に収穫されるため、この1.5倍程度リコピンが含まれるのが通常です。スーパーの生食トマトはオレンジトマト、完熟前に早取りされるためにリコピンは加工トマトほど多く含まれません。現在、リコピン含有量の高いトマトがで開発されていますが、リコピンの摂取のためには完熟トマト(真っ赤なトマト)を食べる(油脂とともに)のが有益といえるでしょう。また、世界No1のリコピンエキスであるLyc-O-Matoは、専用農場で収穫された完熟トマト(リコピンリッチトマト)から、複合カロテノイド(リコピン・ビタミンE・フィトエン・フィトフルエン・β-カロテンなどのリコピンファミリー成分)として抽出された天然機能成分で、吸収率が高く、世界の多くの食品メーカー(デルモンテ社・スターバックス社ほか)に提供されています。

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2. リコピンとプロビタミンA
α-カロテンやβ-カロテンのように、小腸で吸収されるときビタミンA に変わる性質(プロビタミンA)をもつカロテノイド成分があります。リコピンはカロテノイドですが、ビタミンAには変わらず、リコピンのまま吸収されます。そして、リコピンは脂溶性成分でありながら体に蓄積しませんので定期的にリコピンを含んだトマトを摂取し、補給することも大切です。また、リコピンは男性の精巣や腎臓など、下腹部に多く集まっていることがわかっています。同じカロテノイド成分でもルテインは目の黄班部に多く集まっています。
カロテノイド成分は天然植物(野菜)の色素ですが、私たちは野菜などからビタミンやミネラルと同じように吸収し、体でいちばん多い天然色素がリコピンです。また、カロテノイドは脂溶性ですからポリフェノールのように水には溶けません。リコピンが比較的多い加工トマトを使ったジュースは、ジュースを飲むだけではリコピンはほとんど吸収されず、油料理の後に摂るようにするのが効果的です。
世界がん基金の報告(第1回フォーラム)にあるように、天然カロテノイドはがんや生活習慣病などの予防でもっとも期待できる天然成分ですから、食生活でも意識して摂るようにしましょう。高品質な、天然成分のサプリメントで補給することを考えてもいいと思います。

3. リコピンの摂取量と効果
リコピンの世界的メーカーであるライコレッド社はEUや米国の大学と、日本でもカゴメ社が大学との共同研究を進めており、世界的に多くの研究成果が報告されています。前回はオリーブオイルによるリコピンの吸収効果の共同研究について解説しましたが、主な関連研究から、リコピンの適切な摂取量を俯瞰したいと思います。
@メタボリックの予防研究(オランダ)  20mg
A
日焼けの予防研究(イギリス)     16mg
B
日焼けの予防研究(ドイツ)       20mg
C
日焼けの予防研究(アメリカ)     10mg
D
前立腺がんの予防研究(アメリカ)   30mg
E
アレルギーの予防研究(日本)     20mg
上記の臨床研究にあるように、一日摂取量は10mg〜30mg/日とされ、研究成果が
報告されています。一日15mg(中トマト5個分)程度は最低でも摂りたいところです。ダイエタリーサプリメントとしてFDAが認めているりアメリカでは、病気の治療にリコピンが用いられ、その摂取量は高め(30mg)です。また、リコピンはトマトやスイカなどの天然カロテノイド成分ですが、2)でお話したように多く摂っても体に蓄積することはありません。特に心配はないといえるでしょう。リコピンによる健康被害の報告もありません。ただ、サプリメントは製品情報(成分情報)がきちんと提供されている、高品質な天然サプリメントを選ぶのが大切であることはいうまでもないことです。

                                                (第18回 完)

posted by 高原裕一 at 20:05| ヘルス&ビューティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月19日

第17回 リコピンフォーラム 「リコピンのダイエット効果(3)−オリーブオイル」

第17回 『 リコピンのダイエット効果(3)―オリーブオイル 』

リコピンサプリメントの設計では、「リコピンとオリーブオイル」はセットで考える成分です。検索ワードに 「リコピン オリーブオイル」 と入力すると、日本のトマト食品メーカーのリコピン研究情報が表示されます。ぜひ、あわせて読んでいただきたいと思います。

1. 栄養としての油脂成分(脂肪酸)
油脂(脂肪酸)は私たちにとって必須の栄養成分です。お肉はたんぱく質と油脂が主な栄養成分で、油脂(動物油脂)は飽和脂肪酸として含まれています。それに対して、植物(野菜)に含まれる油脂は不飽和脂肪酸として含まれる油脂が多いわけです。
飽和脂肪酸は常温で固まっていて、融点(溶ける温度)が非常に高く動物油脂では融点が50℃〜85℃くらい、加熱しないと液体(サラサラ)にはなりません。一方、植物油脂の不飽和脂肪酸の融点は低く(オリーブオイルは5℃〜10℃)、多くは常温で液体(サラサラ)、加熱しなくても利用できるのが特徴です。ただし、植物油脂でもヤシ油、パーム油はほとんど飽和脂肪酸であり、融点は動物油脂と同じように高く、動物油脂に近い植物油脂です。
動物油脂はそれほど意識しなくてもお肉で摂っています。動物油脂(飽和脂肪酸)はコレステロールやホルモン、血液などをつくるために必要な油脂であると同時に、摂りすぎがさまざまの病気(特に脂質代謝異常)の原因になることが指摘されています。
一方、植物油脂(不飽和脂肪酸)は意識しないとそれほど多くは摂取できません。野菜などに含まれる油脂は微量であり、食生活では意識して摂る必要があります。一般に、栄養成分として見た油脂のカロリー摂取は20〜25%程度までが好ましいとされます。油脂のカロリーは炭水化物(糖質・繊維質)やたんぱく質の2倍ありますので、摂りすぎ(特に、飽和脂肪酸)に注意が必要です。


2. オリーブオイル(一価不飽和脂肪酸)
植物油脂には不飽和脂肪酸だけでなく、飽和脂肪酸も含まれます。オリーブオイルはn9系(ω9系)とよばれる油脂で、ビタミンEやポリフェノールを含み、植物油でもっとも酸化しにくく、熱に強いオレイン酸という脂肪酸が主成分(75%〜80%)です。また、飽和脂肪酸が15%程度、リノール酸とリノレン酸も7%程度含まれます。ただ、オレイン酸はリノール酸(n6系)やα-リノレン酸(n3系)とは異なり、必須脂肪酸とされていません。
地中海沿岸地域では心血管系の病気が少なく、オリーブオイルとトマト、魚介類、パスタなどを組み合わせた地中海式の食生活が世界的に注目されています。この地域はオリーブ油の摂取量が相当高いのですが、オレイン酸は脂肪として蓄積しにくいことが報告されています。また、米国FDA(日本の厚生労働省)は、一日に摂取する動物油脂(飽和脂肪酸)のうち23gをオリーブ油に変えることで、心血管病の罹患リスクを低減できる可能性があるという「健康強調表示」を認めています
オレイン酸はオリーブ油のほかに、キャノラー油(菜種油)、米油、ゴマ油やアーモンドなどのナッツ類に多く含まれ、酸化しやすいとされる不飽和脂肪酸(植物油)のなかではもっとも酸化しにくいのが特長です。もちろん、健康のために、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸をバランスよく摂取するのが大切なことはいうまでもありません。
なお、ダイエットに関連しては、オリーブオイル(オレイン酸)に界面活性機能があり、腸管吸収が少ないため、便通を改善し、ダイエットにも役立つことが特筆できます。

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3. リコピンの吸収とオリーブオイルの研究
「リコピン オリーブオイル」という検索で日本のトマト食品メーカーと日本女子大学によるリコピンとオリーブオイルに関する共同研究(第55回日本栄養・食糧学会要旨)が表示されますので、ご紹介します。その研究によると、このフォーラムでも紹介している地中海料理をモデルに、トマトとオリーブオイル、パスタのレシピを「ゴールデン・ トライアングル」と呼んで、オリーブオイルによるリコピン吸収効果検証しています。
この研究は女子大生16人を対象とした比較研究で、
@200gのトマトジュースだけを飲んだ人の血液中のリコピン量
Aトマトジュースにオリーブオイルを20g混ぜて飲んだ人の血液中のリコピン量
比較しています。実験結果では、トマトトジュースにオリーブオイルを混ぜて飲んだ人の血液中のリコピン量は、トマトジュースだけ飲んだ人より 4倍高いことが報告されています。トマトジュースだけ飲んでもほとんどリコピンは吸収されないという結果でした。
また、第53回日本ビタミン学会では、オリーブ油、サラダ油、シソ油、サフラワー油の4種類で、どの油脂がもっともリコピンの吸収を高めるか、動物での実験結果が報告されています。結果は、オリーブ油がもっともリコピンの吸収を高め、シソ油の1.5倍であることが報告されています。


4. リコピンサプリメントの黄金律(ゴールデンルール)
この研究でも、リコピンがオリーブオイル(油脂)に溶けて吸収されることが明らかにされました。リコピンだけでなく、脂溶性成分のビタミンA、ビタミンD、ビタミンEや、β-カロテン、フィトエン、フィトフルエンなどのカロテノイド成分は同様に油脂とともに吸収されやすいことがわかっています。こうした研究結果で示されたのは、「リコピンサプリメント」の製品設計ではオリーブオイル(油脂)が必須であること、リコピンはトマトジュースではほとんど吸収されないことですが、これまでフォーラムでお話しした通りです。
ところで、この共同研究をしたトマト食品メーカーには、第11回のフォーラムで紹介したリコピン美活習慣という名前の、錠剤で設計された「コラーゲンサプリ」があります。この会社には、同様に紹介しました(第10回フォーラム)が、リコピンVEという大変優れたリコピンサプリがあるのですが、コラーゲンを主原料として設計した錠剤サプリにリコピンを配合し、リコピンの冠で宣伝しているわけです。錠剤ですから、当然オリーブオイルも配合されません。こうした製品をリコピンサプリかのよう宣伝する姿勢は、トマト食品メーカーとして大きなギャップがあるといえ、大変残念だといわねばなりません。むしろ、専門メーカーとして、こうした研究を参考に、消費者がリコピンサプリを正しく選べるようにしてもらいたいわけです。ですから、この製品はコラーゲンの冠をつけるべき製品だということです。この他、第9回のフォーラムで紹介しましたが、デキストリンや麦芽糖、セルロース、キャンドルブッシュなどを主原料としたサプリにリコピンを配合し(当然、オリーブオイルも配合されていません)、リコピンダイエットと宣伝していますが、いずれも消費者を混乱させているだけです。消費者に対して正しい情報提供が求められるといえるでしょう。
リコピンの機能を生かすためには、リコピンとオリーブオイルを主原料として設計することが「黄金律(ゴールデンルール)」です。その設計で初めて、リコピンの機能やダイエット効果が期待できるといえるのです。

                                   (第17回 完)
posted by 高原裕一 at 18:32| ヘルス&ビューティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第16回 リコピンフォーラム 「リコピンのダイエット効果(2)―コエンザイムQ10」

第16回 『 リコピンのダイエット効果(2)―コエンザイムQ10 』

リコピンサプリメントでは、カロテノイド成分のリコピンやβ-カロテンだけではなく、コエンザイムQ10を配合して設計されているたサプリがあります。ダイエット効果の視点から、この設計を考えてみたいと思います。前回、ダイエットは「痩せる・便通を整える」ということではなく、身体機能や生理機能を若々しく、瑞々しく保つ(ウエルネス)こというお話をしました。

1. リコピンとコエンザイムQ10(ビタミンQ)
ダイエットでは、コエンザイムQ10という、エネルギー代謝(栄養素を酸素でエネルギーに変換する)微量成分が関係します。コエンザイムQ10という成分は、2000年に薬食区分見直し(厚生労働省)が行われるまで薬としての成分でした。今も、一部にこの成分を薬効とする薬(医師の処方薬)があります。
私たちの生命活動エネルギー(すべてのエネルギー)は、食物から摂り入れる栄養素と酸素が反応してつくられるエネルギーを利用しています。細胞のミトコンドリア(全身にある)というところではATP(アデノシン3燐酸)というエネルギー源がつくられますが、このATPは作られては壊され、また作るという繰り返しをしています。すべてのエネルギーは、この「ATPが合成された後、破壊・分解されるときに放出されるエネルギー」です。まるで、核分裂(原子爆弾)のようですが、体(細胞)では、この生化学反応を日夜休むことなく、生きている限り起きています。ですから、疲れがたまる、抜けないという人は、このエネルギー変換機能(ATPの合成機能)が低下していると考えられ、コエンザイムQ10(還元型)の摂取を考えてみる必要があります

コエンザイムQ10は、このエネルギー代謝プロセスに必須の微量成分なのです。ビタミンやミネラルは栄養素を分解、合成、代謝するための酵素を働かせる必須成分ですが、体ではつくられませんので野菜などから摂取する必要があります。一方、コエンザイムQ10は体でもつくられており、ビタミンではありませんが、ビタミンと同様の働きをもちビタミンQと呼ばれます。
ダイエットは、食生活で炭水化物、脂質、たんぱく質(3大栄養素)のバランスを見直すのが第一です。同時に、栄養素を分解、合成、代謝する酵素が重要な働きをします。酵素はたんぱく質(アミノ酸)の一つですが、酵素があっても機能しなければ(働かなければ)仕方ありません。また、酵素をつくる機能はエイジングで低下していきます。その酵素の働き、機能をコントロールしているのがビタミン、ミネラルやコエンザイムQ10など、補酵素とよばれる微量成分です。そして、この微量成分がダイエットに大きな関係をもっているわけです。
リコピン(カロテノイド)は、水溶性ポリフェノールが届かない細胞膜まで浸透して、活性酸素と反応(中和・消去)します。活性酸素と反応するとは、不安定な活性酸素と結合するということです。それによって活性酸素は安定した酸素に戻ります。それが抗酸化力、活性酸素の中和力(消去力)と呼ばれる反応です。活性酸素は早く消去しないとカラダ(細胞)を攻撃するようになりますが、コエンザイムQ10もリコピン同様に強力な抗酸化力をもつ成分です。コエンザイムQ10は酸素をつかって栄養素をエネルギーに変換するために働くため、活性酸素と戦うちからは強いわけです。
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2. ダイエットとコエンザイムQ10
リコピンは脂質代謝を改善し、脂肪の蓄積を抑制することでダイエットに役立ちます。では、コエンザイムQ10はどのように役立つのでしょう。コエンザイムQ10はビタミンやミネラルと同様の働きがあるとお話しましたが、ビタミンやミネラルは酵素の働き(特に、代謝)をコントロールします。ですから、栄養を摂っていても栄養素が効率よく代謝され、エネルギー変換できないと脂肪として蓄積するだけです。肥満(BMI25以上)の人がなかなか痩せないのは、代謝機能が低下しているのが原因であることが多いのです。ですから、「整腸、便通改善サプリメント」を摂ってもダイエットや肥満の改善につながらないのは、代謝機能を高めないとダイエットにならないことを示しているわけです。
ダイエットのとりくみでは栄養代謝をコントロールするビタミンやミネラル、コエンザイムQ10、繊維質など、主に野菜から補給するのが第一です。特に、肥満の人は、代謝を司るビタミンやミネラル、繊維質が圧倒的に不足しているのです
そして、栄養素が代謝されてエネルギーに変換されるためにATPが効率よくつくられる必要があります。このエネルギー変換で必須の成分がコエンザイムQ10です。エネルギー源になるATPがうまく合成されるために、細胞ではコエンザイムQ10がちゃんと働いている必要がありますATPがうまくつくられないとエネルギー不足につながり肥満の人が、疲れる、動けない、体が重いと訴え、さらに運動から遠ざかることに関係しているわけです。

3. 還元型コエンザイムQ10
コエンザイムQ10はエネルギー(ATP)をつくる必須の機能成分です。コエンザイムQ10は野菜やお魚、お肉に多く含まれま。ただ、微量であるため、疲労が蓄積したり、エネルギー産生が落ちたときは良質の天然サプリメントで補うことも必要です。
コエンザイムQ10は体のなかで酸化・還元反応を繰り返しますが、酸化型コエンザイムQ10はそのままでは機能せず、元されて初めて機能するコエンザイムです。疲労の蓄積やエイジング(加齢)で体内ではコエンザイムQ10が減少し、ATPの合成能力、酸化・還元機能も落ちています。ですから補給するときは必ず(酸化型でなく)「還元型」コエンザイムQ10を補給するようにしてください。これに関連し、健康な人の体内には還元型コエンザイムQ10が多く、高齢者や病気の人の体内には酸化型コエンザイムQ10が多いことが報告されています。コエンザイムQ10は、水溶性活性酸素、脂溶性活性酸素のいずれとも反応性(活性酸素の消去力)が高く、エネルギー変換効率(ATPの合成能力)を高め、ダイエットに必要な機能成分だといえるわけです。
                                         
(第16回 完)
posted by 高原裕一 at 17:52| ヘルス&ビューティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月18日

第15回 リコピンフォーラム 「リコピンのダイエット効果(1)―天然カロテノイド」

第15回 『 リコピンのダイエット効果(1)― 天然カロテノイド 』

1. リコピンサプリで激ヤセ?!
ダイエットは健康や美容のため、老若男女にかかわらず大切なとりくみです。ただ、ダイエットと言いつつ「痩せる、便通の改善」目的ではダイエットにはなりません。「ダイエットに効果がある」と宣伝されているサプリが「整腸、便通を改善」するサプリであるなら、ダイエットのために摂る目的は見出せません。「整腸や便通の改善」のためにはもっと優れた食品や医薬品があり、効果も安全性も高いからです。ですから、若い女性がなぜ「激ヤセ」とか「〇ヶ月で△kg痩せた」などの宣伝で、そうした「整腸、便通改善」サプリメントを購入するのか、実は私にもよくわかりません。
ダイエットは @食生活を見直し、栄養バランスとカロリーを設計し直す、A基礎代謝を知り、カロリーコントロールできる身体活動(運動)をもつ、B基礎代謝を高め、過剰カロリーの脂肪蓄積を予防すること、それが基本的考え方です。「整腸や便通の改善」は、正しいダイエットで簡単に解決します。逆にいえば、「整腸、便通だけを改善してもダイエットにはならない」ということです。よく、サプリメントメーカーの宣伝サイトに「リバウンド」の言葉がありますが、正しいダイエットのとりくみではリバウンドはほとんど見られません。ダイエットは健康づくりです。身体的機能だけでなく、生理的機能を維持することによって体の若々しさ、瑞々しさを維持することです。ですから、老若男女ともダイエットのとりくみ(食生活改善と運動習慣)は大切なのです。

2. リコピンの機能を生かす製品設計
さて、トマトやスイカなどに含まれるリコピンは、天然物でもっとも強い抗酸化力をもつ脂溶性のカロテノイド成分です。脂溶性成分のため、なかなか水には溶けません。オリーブオイル(油脂)や加熱によって吸収が高まり、それがダイエット食の極みといわれる地中海料理です。地中海料理はトマトとオリーブオイル、魚介類などを基本とする日常の家庭料理で、地中海沿岸だけでなく、誰でも簡単にレシピに加えることができます。オリーブオイルは他の油と異なり、種ではなく実から油が摂られ、他の油脂と同様にカロリーは高いものの、脂肪になりにくいというn9系の脂肪酸(オレイン酸80%)です。
トマトをそのまま食べるとき、ジュースで飲むとき、いつもオリーブオイル(油脂)が必要です。特に、空腹時にトマトジュースを飲んでもリコピンはほとんど吸収されません。リコピンを生かすためにリコピンの性質を知ることが大切なのです。日本のトマト食品メーカーはトマトジュースでも最大手ですが、トマトジュースでリコピンは吸収されないとわかっていて、情報ページに 「朝、トマトジュースと牛乳を混ぜて飲むと吸収が高まります」と書いています。牛乳の乳脂肪がオリーブオイルの代わり?というのはちょっと疑問です。

リコピンによるダイエット効果で「激ヤセ、〇ヶ月で△痩せた」と表現できる効果はありません。一部のサプリでそうした宣伝をしていますが、そのサプリはオリーブオイル(油脂)すら配合していない、錠剤であることが共通しています。すなわち、リコピン(脂溶性カロテノイド)の性質を考えた製品設計がされていないのでリコピンの効果を期待することはできません。地中海料理を思い起こしてみてください。
そうしたサプリのほとんどは主原料が大量のデンプン成分(繊維質成分)であり、ソフトカプセルで製剤化できず錠剤にしているわけです。デンプンを生かす製品設計では、逆にリコピンを生かすことができない設計になります。また、このデンプンサプリはデンプンなど繊維質成分によるダイエット効果(整腸、便通の改善)を期待して設計されますが、その説明もまったくなく、まるでリコピンに「整腸、便通の改善」効果があるかのように宣伝していますが、こうした錠剤に配合されたリコピンは製品の効果にほとんど影響を与えていないといっていいでしょう。
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3. リコピン−カロテノイドの抗酸化力
それでは、リコピンのダイエット効果についてお話します。
リコピンのダイエット効果も活性酸素を中和するちから、抗酸化機能が中心です。この機能がさまざまな効果をもたらすのです。活性酸素とは紫外線や電子機器の電磁波、煙草、排気ガスなどの環境因子によって誘発される、毒性(酸化力)の強い不安定な酸素です。体の活性酸素を中和する酵素の産生や働きが低下したり、活性酸素が異常に増えると、中和できない活性酸素が体を攻撃するようになります。「酸化」は錆びることです。強固な鉄でも酸素にふれて錆びる(酸化)ように、私たちの体は(体内も)生きている限り、絶えず酸素にふれています。その一部の酸素が環境因子によって電子的に不安定な活性酸素となり、私たち自身を(細胞)を攻撃するようになるのです。
特に、活性酸素は酸素を運ぶ血液中で発生しやすく、コレステロールと結びつきやすいことが知られています。活性酸素がコレステロール(LDL)と結びつき、酸化LDLになるとアテローム性の動脈硬化を促進します。これに関連し、リコピンとビタミンEはその相乗効果によって、活性酸素とLDLの結合(LDLの酸化)を抑制し、アテロームの増殖を抑制するという研究報告があります。

さらに、コホート研究(疫学研究)でもさまざま報告されています。
米国では、ヒスパニック系白人女性の肥満率は35%、メキシコ系女性の肥満率は45%とされています。一方、10万人あたりの心臓病の死亡率は前者が243人、後者が182人、脳血管病の死亡率は45人と32人であることが報告されています。脳心血管病による死亡と肥満は相関するとされますが、この研究報告では逆相関しています。
この逆相関の理由として、メキシコ料理の影響が指摘されています。メキシコはトマトの世界的産地で、日常、トマト料理が多いわけです。米国に渡ったメキシコ人の家庭は伝統的なトマト料理(メキシコ料理)が多く、それが病気の発症を予防していると考えられています。同様の結果は、「地中海パラドックス」とよばれる地中海沿岸地域(イタリア南部・ギリシャ・スペインなど)からも報告されています(第2回フォーラム参照)。
さらに、天然カロテノイドの摂取量と内臓脂肪(ウエスト周囲)が逆相関するという研究報告があります(オランダ・ユトレヒト大学)。この報告では、カロテノイド成分のうち、特にリコピンとβ-カロテンの摂取量と相関が強いことが報告されています。また、リコピンなどの天然カロテノイドが、血清トリグリセリド(中性脂肪)を低下させ、脂肪の蓄積を抑えるという報告があり、リコピンの肥満予防の働きが注目されています

4. リコピンのダイエット効果 
リコピン(カロテノイド成分)には、脂質代謝を改善して脂肪の蓄積を低下させ(肥満を予防する)、LDLの酸化を抑制してアテローム性の動脈硬化を予防し、心脳血管系病の発症を予防するという効果が期待できます。これは、リコピンが血液をサラサラにするということです。上記の研究報告にあるように、メキシコ系女性の心脳血管系病の死亡率は肥満と逆相関し、白人女性を下回る結果ですが、地中海沿岸地域でも同様であり、トマトとオリーブオイルに大切なヒントがあるといっていいでしょう。
このように、「リコピンのダイエット効果とは脂質代謝の改善を通じ、ダイエット効果をもたらす」とわかります。そして、このダイエット効果を生かすためには、リコピンはオリーブオイル(良質の油脂、脂肪酸)と一緒に摂ることが鉄則と言えます。さまざまな研究結果から、オリーブオイルのない錠剤サプリでは脂溶性カロテノイド(リコピン)を生かすことができないことがわかっています。
ですから、リコピンサプリメントは、このリコピンの機能や吸収を考えて正しく製品設計されることがもっとも大切なのです。
                                          (第15回 完)
posted by 高原裕一 at 14:06| ヘルス&ビューティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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