2013年10月21日

第23回 リコピンフォーラム 「トマトが紅くなると医者が青くなる」

第23回 『 トマトが紅くなると医者が青くなる 』

「リンゴが紅くなると医者が青くなる」という諺(ことわざ)があります。リンゴは秋の味覚、トマトは夏の味覚です。現在ではトマトやスイカがフルーツ野菜として分類されるようになりましたが、西洋に『トマトが紅くなると医者が青くなる』という諺があります。日常食でトマトをふんだんに食べる西洋ならではの諺です。

1. トマトのチカラ、リコピンのチカラ
このフォーラムでもご紹介しましたが、トマトは南米アンデス高地を原産とする野菜です。江戸時代に中国(唐)から日本に飛来し、「唐なすび」(狩野探幽画伯)という名の観葉植物として紹介されています。その後、明治になって食物となり、現在のトマトの原型は昭和になってからとされています。
日本のトマト生産量は約70万トン、熊本県・北海道・茨城県・愛知県・栃木県・千葉県・福岡県などが主産地です。世界では中国・アメリカほか、地中海沿岸地域とメキシコ・ブラジル・インドなどが主産地です。日本では、意外に北陸地方では生産量が少ないのですが、東京・大阪を含め、日本全国で生産されている野菜です。また、海外から6,000トンあまり輸入(アメリカ産と韓国産がほとんど)されています。
さて、トマトは日本でも一般的食材ですが、そのチカラはこれまでお話したように、何といっても最高レベルのカロテノイド成分です。すなわちリコピンですが、リコピンは体でもっとも多い天然カロテノイドです。また、リコピンは病気との関係でいちばん研究されているカロテノイド成分です。それだけ、健康との関連も強いわけです。リコピンは真っ赤で、脂溶性で、抗酸化力がもっとも強い天然成分ということになります。紫外線の被害を防ぎ、トマトやスイカをしっかり実らせるチカラ、それがリコピンのチカラということです。国際がん研究基金のレポートにもあるように、野菜のチカラではこのリコピンが特筆されています。『トマトが紅くなると医者が青くなる』とは、古くからトマトを日常食としてきた西洋の経験に基づいた諺なのです。

2. 天然美白成分、リコピン
人工合成成分の研究とは、自然界に、すなわちこの世に(地球上に)存在しないものをつくる作業です
。薬でも、化粧品や食品でも、そうした研究のなかで、安全で副作用などが少ないときに製品になるわけです。今回の「ロドデノール」という人工美白成分も、そうした安全性や有効性が認められた結果の成分でした。薬の副作用事件も同じことがいえますが、製品になるまでの被験者(実験された人)というのはせいぜい100人〜2,000人程度です。ですから、例えば、20,000人が使用したときに安全かどうかはわからないわけです。人の遺伝子はそれぞれ異なっていて(遺伝子多型といいます)、本質的にこうした事件は起こりうる可能性が大きいということになります。今日さらに被害者が確認され、15,000人を超えたということです。
薬も同じです。2,000人のデータよりも200,000人のデータの方が情報として信頼根拠は高いわけです。それだけ「経験」が積まれたからです。このように、薬、また化粧品、食品添加物も、新規合成成分というのはこの世にない物質という意味があるわけですから、「経験のない人工物」ということは知っておく必要があります。経験がある、経験が積み重ねられた物質というのは、それだけ判断できる情報が蓄積されているということですから、安心して選べるということになるわけです。
また、人工成分は薬でも化粧品でも、チカラが強いのは副作用も強いということになりますから、この機会にそうした理解もしておいていただきたいと思います。
人工合成成分の薬(新薬)はマイナスがあってもプラス価値で認可さるわけですから、全ての薬に副作用はあるわけです。ですから、人によって(遺伝子多型)は、プラス価値でなくマイナスが強く現れることもあるのです。誰なのかわかりませんが、これは必ずといっていいわけです。今回の美白成分事件は、全員ではありませんので、そうした一般事実として考えることができます。これまでに経験のない人工合成成分が本質的にもつ、こうした背景についても理解しておきたいものです。
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3. ケアに時間をかける
そして、老化や病気というのは、ある日突然やってくるわけではありません。がんなど生活習慣病では10年、20年の年月を経て発症することがわかっています。老化も病気も突然ではなく、長い年月の結果だと理解しましょう。お肌、美容もまったく同じです。長い年月の出来事で、結果です。病気も、お肌も、長い年月を要した出来事ですから、それを直ぐに戻す、治すというのはできないものです。直ぐに戻そうとする、直ぐに治そうとするのが合成成分の特徴で、まさに見せかけです。残念ですが、直ぐには戻りません。お肌も、病気も、そこに至った年月と同じだけの年月がケアにも必要であることをぜひ理解しておく必要があるでしょう。もちろん、発症原因が一過的かつ明確なもの、ウイルス、細菌などの感染症や虫さされなどは直ぐに治すことができます。
そうした意味で、長い経験をもつ物質―ほとんどは天然物です−、例えば、椿油の化粧品もあります。往年の女性によく知られた天然油脂(椿)です。この椿油というのは大変優れています。オリーブオイルと同等の、もっとも酸化しにくい一価不飽和脂肪酸が主成分ですので、お肌にもいいわけです。リコピン同様、そのチカラというのは抗酸化力です。美容でも抗酸化についてよく考えてもらいたいと思うわけです。
活性酸素、フリーラジカルを誘発しやすい生活(特に食生活を含めて)をしながら、合成成分(化粧品)を使うのは見せかけを繕うだけで、お肌には実に不健康です。かえってお肌の問題を隠し、10年後にさらにお肌を老化させていることでしょう。紫外線の防御、脂質の過剰摂取、野菜不足を改善せずに、人工成分(化粧品)でお化粧してもケアにはならないのです。お化粧は食生活の改善、いわば内面のお化粧から考えることをよく理解してもらいたいと思います。そして、いずれも食品と同じ、天然成分を使うことが大切なのです。お肌が痛んだ時間と同じ時間でケアするおいう意識が大切です。そして、すぐに新規合成成分に手は出さないようにしたいものです。合成成分のチカラは天然物より強いのですが、逆にお肌を痛めることがあることも知っていましょう。

4. 天然のめぐみ、美容成分
天然の美容成分は、一般にチカラは合成物より弱いのです。すでにお話したように、合成物は一過性の見せかけに強い成分ですが、天然物は長く使える、人間の体になじむ成分です。人間の体もやはり天然物だからです。
先ほどの椿はじめ、オリーブやトマトの成分は天然美容成分の代表です。活性酸素でお肌は痛むわけですから、活性酸素の防御成分(天然の防御成分)が多いのも特徴です。メラニンの働きを抑えるのはいいのですが、人工合成物と天然物では差があります。しかし、この差はあっていいものです。お肌の自然な機能を無理に押え込む必要はなく、天然物も時間とともに、自然に同じ結果を得られるからです。お肌の手入れは一過的でなく、1年、2年という時間軸のなかで考えるようにしましょう。
『トマトが紅くなると医者が青くなる』という諺は言い得て妙です。それほど、トマトのチカラ(天然カロテノイド成分)はすごいわけです。ですから、リコピンはじめ、フィトエン、フィトフルエン、β-カロテンなど、カロテノイド成分やビタミンEやCなど、みんなお肌のための成分でもあるのです。ただ、吸収されなければ意味がありませんので、化粧品もサプリメントも、その製品設計に十分な注意が必要です。カロテノイド成分は脂溶性ですから、オリーブオイル(油脂)があって初めて吸収され、機能が発揮されます。ですから、リコピンを配合した錠剤サプリは特に注意が必要です。
リコピンの美白機能は抗酸化機能のことです。紫外線などによる活性酸素の誘発で皮膚が酸化され、メラニンが対抗して過剰産生されるわけです。また、リコピンのメラニン産生を抑えるメカニズムはロドデノールと同様です。ただ、リコピンは歴史的な経験をもっている天然成分であることが決定的に異なる点です。このことは薬でも大切なことです。
トマトを生食してリコピンを得るために、必ずオリーブオイル(ドレッシング)とともに一日5個以上食べる(リコピン15mg)必要があります。良質のリコピンサプリメントでは、必ずリコピンサプリとしてきちんと設計された、正当なリコピンサプリメントにしてください。錠剤で設計された擬似リコピンサプリでは健康はもちろん、化粧品としても役立ちません。
                                          (第23回 完)




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2013年10月15日

第22回 リコピンフォーラム 「リコピンの抗酸化力と酸化ストレス」

第22回 『 リコピンの抗酸化力と酸化ストレス 』

酸化ストレスについてお話します。人間も、鉄も、活性酸素には勝てません。生命活動には酸素が必要ですが、同時に酸素との戦いの歴史でもあります。例えば、老化には活性酸素が大きな影響を与え、病気も酸素との関連がわかっています。


1. 酸化ストレスと抗酸化
リコピンには天然物でもっとも強い抗酸化力があることをお話しました。野菜(植物)の天然カロテノイドは抗酸化力が強く、食生活でも意識して摂るようにしたいものです。抗酸化力とは、文字通り、酸化ストレスに対する細胞の抵抗力をいいます。お肌の紫外線ストレスは活性酸素による攻撃ですが、それがシミやシワとなって残るわけです。
それと戦っているのが美白事件でも有名になったメラニン(色素)です。ですからメラニンは活性酸素(酸化ストレス)の攻撃に対抗、防御しているわけです。紫外線ストレスに弱い人、すなわちメラニンがあまりつくられない人(チロシナーゼ活性が低い)はすぐに皮膚が赤くなります。赤くなるのは酸化された結果です。美白成分はメラニンを産生するチロシナーゼ活性を阻害し、メラニンの働きを抑えますので、この機会に考えてみる必要があるでしょう。
私たちは、酸素を使って食べた栄養素を生命活動エネルギーに変えています。エネルギー源となるATP(アデノシン3リン酸)は食べた栄養素が酸素で燃やされ、細胞のミトコンドリアで合成されています。ですから生きるために酸素が必要であるのは、この生命活動エネルギーをつくるために酸素が必要であるということになります。ほかにも酸素はさまざまな生化学反応に関与しています。
ところが、この酸素が必要以上に体内にあって(およそ2%以上過剰)、その一部が体に害を与える悪玉酸素、すなわち活性酸素に変わります。活性酸素はフリーラジカルという、電子を失って不安定になっている酸素のことです。フリーラジカルは不安定ですから、安定しようとして他の細胞の電子を奪い(攻撃し)、酸化させてその細胞を傷つけます。このとき、体が(細胞)がフリーラジカルに攻撃されないように、いわば身代わりとして活性酸素に電子を渡す物質があります。それが抗酸化物質とよばれるものです。抗酸化物質はビタミンCやEが有名ですが、活性酸素が発生したときビタミンCやEが自らの電子を活性酸素に渡し、その結果、細胞は活性酸素の攻撃からまぬがれるわけです。このとき、電子を活性酸素に渡したビタミンは酸化してしまいます。この身代わりになってくれるビタミンCやE、すなわち抗酸化物質が不足すると、活性酸素は細胞から電子を奪う(細胞を攻撃して酸化させる)わけです。その結果、細胞や遺伝子は酸化されて傷つき、病気や老化を促進することにつながるわけです。
こうした身代わりとなって働く、すなわち
抗酸化力をもつ成分はビタミンCやEのほか、リコピンやルテイン、アスタキサンチン、カテキン、クロロゲン、α-リポ酸などがあります。この天然物質成分の働きが活性酸素の中和力(消去力・抗酸化力)といわれる機能成分です。

2. フリーラジカル(活性酸素)の誘発
人間をはじめ、酸素を使って生きる生物は常に活性酸素の攻撃にさらされています。活性酸素との戦いは、酸素を利用して生命活動エネルギーをつくる生物の宿命といえ、逃れることができません。
活性酸素を誘発しにくい生活環境や食生活に心がけることが大切になるわけです。
私たちの体では、酸素によってさまざまの生化学反応(分解・合成・代謝・排泄など)が起こっています。酸素はそうした生化学反応で1個の電子を失って(本来、電子は2個のペア)、不安定なフリーラジカル(活性酸素)という過激分子になるものがあります。活性酸素は白血球など、ウイルスや細菌などの外敵を攻撃するために必要ですが、過剰に産生されると体をも攻撃するようになります。そして、現代社会は活性酸素の誘発要因の多い社会だということに留意する必要があります。
特に、活性酸素は脂質成分と結びつきやすく、血管で過酸化脂質(酸化LDL)を形成し、動脈硬化を促進します。また、酸素と血液が多い心臓や脳で活性酸素が産生されやすく、循環器疾患の発症原因に関係しているとされています。
このように、活性酸素に攻撃されることが酸化ストレスにさらされているといえるのですが、この活性酸素による細胞の酸化によって老化が促進されたり、病気の誘発にもつながっているわけです。
エネルギー源となるATPの合成にはコエンザイムQ10(補酵素)が必須なのですが、ATPの合成には活性酸素が生じ、コエンザイムQ10がその活性酸素を中和しています。また、さまざまな代謝でも活性酸素が生じたり、感染症など炎症性疾患や紫外線、放射線、排気ガス、タバコ、電子機器、お酒、ストレスなどからも活性酸素が誘発されます。
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3. 老化、病気とフリーラジカル(活性酸素)
老化、寿命は生まれたときから遺伝子で決まっているという考え方があります。もっとも、その説でも人間は125歳まで生きることができるとされます。例えば80歳まで生きれば、本来125歳までの寿命のうち45歳早死ということです。人間の細胞分裂は生まれてからおよそ50回程度といわれていますが、加齢とともに減っていきます。分裂するたびにDNAのテロメアとよばれる尻尾のようなところがだんだんと切れていき、最後は細胞分裂できなくなってしまう、それが生物としての死になるのです。
80歳が早死とすれば、老化が促進された結果ということになります。この老化促進はフリーラジカル(活性酸素)が大きな原因になっているといわれます。老化は個人差も大きいのですが、脳血管系疾患をはじめ、炎症性疾患は体内で活性酸素を誘発することがわかっています。そして、がんも活性酸素との関係が指摘されており、現在、がん治療でもこの活性酸素防御の視点で研究が進められています。私たちが酸素を使って生きている以上、活性酸素から逃れられないのですが、食生活や生活環境を見直すことで活性酸素の被害、すなわち酸化ストレスを防御(抗酸化)することができます。この抗酸化生活を意識し、できるだけ若々しく、瑞々しくいられる時間を延ばしたいものです。

4. フリーラジカル(活性酸素)の防御−酸化ストレスの防御
活性酸素は電子を1個失った不安定な酸素です。この不安定な酸素分子は安定するために他の細胞から電子を奪い、その細胞を酸化させます。体にはSODやカタラーゼという酵素があり、活性酸素を中和・消去していますが、あまりに多くの活性酸素は中和しきれないわけです。このとき、ビタミンCやEがあるとビタミンの電子を活性酸素に渡し、活性酸素を中和します(ビタミンは酸化します)。それによって体(細胞)が活性酸素の攻撃から守られる(酸化されない)わけです。
日常生活では、病気(特に炎症性疾患)にかかりにくい健康維持が大切です。生活環境(排気ガス、大気汚染、紫外線、タバコ、電子機器)からの防御にも留意が必要です。食生活では野菜を中心とし、ビタミンやミネラル、リコピンなど栄養機能成分をしっかり摂取する心がけが大切です。
特に、ジャンクフード、コンビニフードはやめましょう。野菜のビタミン、ミネラルをしっかり摂取するのがまず第一です。今日、野菜の栄養価は低下していますから、これまでの2倍食べることを意識しましょう。とにかく、現代はビタミン、ミネラル不足が顕著なのです。野菜でしっかりビタミン、ミネラルを補給する意識をもちましょう。ビタミン、ミネラルは炭水化物、脂質、たんぱく質(3大栄養素)を栄養にする必須の機能成分だということを忘れないでくださいどうしても不足しがちな人はサプリメントで補給する必要があります。これは必ず天然、良質のサプリメントであることです。500円、1,000円といった人工合成サプリメントはNGです。それは、人工添加物と同等といってもいいからです。
トマトリコピンは天然の抗酸化成分です。天然カロテノイドの多くが抗酸化力に優れていますが、リコピンはもっとも強い天然の抗酸化成分だと覚えておいてください。また、ビタミンCは水溶性ですから少なくとも3時間ごとに補給しましょう。果物だけでなく、お茶(グリーンティ)は手軽なビタミンC補給になります。ビタミンEはリコピン同様に脂溶性ですから、一日のどこかで意識して補給すればいいでしょう。アーモンド、ナッツ類はビタミンEが豊富です。また、リコピンは脂溶性ですが、ビタミンEと異なって体には蓄積しません。ですから、ビタミンCのように3食ごとには補給するのが好ましいといえます。ただ、トマトは必ずドレッシングなど油性成分とともに食べる必要があります。また、トマトジュースではリコピンが摂れないことも忘れないでください。油性成分がなければ吸収されません。

5. 若々しく、瑞々しく=健康  リコピンEQのちから
リコピンEQ
というサプリメント(ウエルインデックス社、http://www.wellindex.co.jp)の企画開発に私も参加していますが、この企画では世界No1のリコピンエキスのLyc-O-Mato(リコピン複合カロテノイド)をベースとし、BOSCO社の高品質オリーブオイル、老化予防に役立つ還元型コエンザイムQ10(カネカ社の世界No1成分)、さらにトマト、大豆、オリーブオイルに含まれる天然ビタミンE(保健機能食品としての基準値を満たす配合)で設計されているのが特長です。何より、リコピンの機能を生かすサプリメントとして設計していますので、余計な原料や添加物は配合していません。このことはリコピンサプリメントの設計で非常に大切なのです。リコピンだけ配合しても、オリーブオイル(油脂)がなく、吸収されなければリコピンの機能は生かされないのです。さらに、リコピンの吸収を妨げるような原料が配合された擬似リコピンサプリメントもあって、私も心を痛めているわけですが、サプリメントでは製品設計がもっとも重要であることを知っていただきたいわけです。多原料、多成分のサプリメントは、そのほとんどが製品設計を考えたサプリメントといえないからです。十分に注意してください。
リコピンEQはリコピン、オリーブオイル、コエンザイムQ10、ビタミンE、4つの天然機能成分をゴールデンルール(黄金律)に従って設計しています。そのため、しっかり吸収され、酸化ストレスの防御にも役立ちますいずれも抗酸化力をもった高品質な天然成分であり、国内のGMP認証工場で生産され、安全、安心できるサプリメントに仕上がっています。
リコピンEQは、何を目的に摂るのかわからないサプリメントとは異なり、若々しさ、瑞々しさを維持する=健康を維持することを目的に設計されている天然素材のサプリメントです。現代社会は活性酸素の被害(酸化ストレス)が拡大していますので、日常生活ではいつも「抗酸化」ということを忘れずにいたいものです。
                                           
(第22回 完)
posted by 高原裕一 at 22:48| サプリメント&健康食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月09日

第21回 リコピンフォーラム 「リコピンとアンチエイジング」

第21回 『 リコピンとアンチエイジング 』

1. アンチエイジング
アンチエイジングという言葉が一般的に使われるようになりました。若々しく、瑞々しく・・・というのは男女を問わず、きっと誰もの願いかもしれません。
美白成分事件がますます拡がり
を見せていますが、お化粧などの表面の問題ではなく、体全体を若々しく、瑞々しく保つ、それがアンチエイジングでは大切です。アンチエイジングは「抗老化」と訳されますが、そもそも、アンチエイジングは健康と一体の考え方です。健康であること、そこにアンチエイジングがあるということです。これはダイエットも同様です。ですから、表面だけにこだわらないようにしたいものです。逆に言えば、健康のために、日常からアンチエイジングを意識するのが大切です。若々しい、瑞々しい人は総じて健康な人達だからです。
ダイエットはアンチエイジングの一つであり、整腸や便通改善、あるいは痩せることではありません。ダイエットとアンチエイジングの取り組みには共通することが多いので、まずは食生活を見直しましょう
まず、1ヶ月の食生活記録をつけることから始めます。炭水化物、脂質、たんぱく質の摂取バランスとエネルギー量を確認します。目標基準として炭水化物50〜55%以下、脂質は20〜25%以下(特に、動物性脂肪―不飽和脂肪酸を控えめに)、たんぱく質は20%、野菜(ビタミン・ミネラル・ファイバー)5%で見直しましょう。そして、特に若い人はジャンクフード、コンビニフードはストップです。コンビニフードは添加物と調味料で味付けされたジャンクフードです。ぜひ、この機会にコンビニフードの裏面を読むクセをつけてください。裏面の添加物表示に驚く方が多いのですが、リピーターにするために食品企業の添加物と調味料研究で生まれたジャンクフード、それがコンビニフードです。インスタント食品やジャンクフードはストップして野菜を2倍食べましょう。ビタミン・ミネラル・ファイバーの不足が顕著です。とにかく、野菜を徹底的に食べる。すぐに、ダイエットサプリは不要になります。野菜のチカラがすごいことがわかるでしょう。
次に、アンチエイジングで大切なのは身体活動、すなわち運動です。これは生活の一部です。誰にでもできるウォーキングでいいのですが、一日一時間、しっかり歩く習慣をつくることがアンチエイジングにつながります。女性は特にお肌のツヤが間違いなく戻ります。まずは1ヶ月、一日1時間のウォーキングを実践しましょう。ウォーキングは有酸素運動、心肺機能のアンチエイジングです。ぜひ覚えておいてください。
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2. リコピンとアンチエイジング
リコピンのお話をします。リコピンとは、植物(トマトやスイカ)が成長するために生みだす機能成分で、植物が自己を守るための防御成分です。それが、私たちの健康にも役立つカロテノイドという機能成分です。同様に、植物はポリフェノール(フラボノイド)という機能成分も生みだしています。野菜を食べるというのはビタミン・ミネラル・ファイバーのほか、こうした栄養機能成分を一緒に摂っているわけです
リコピンはトマトやスイカの赤、リコピンという色素です。トマトは真夏に旬をむかえますので本来的にたくましい野菜です。夏はもっとも厳しい自然環境ですが、その厳しい夏に負けないチカラがリコピンのチカラなのです。野菜も私たち人間も、活性酸素の攻撃から自己を守っていますが、リコピンの抗酸化力は天然物でもっとも強い(カロテノイド成分)ということです。
今回の美白成分事件でもわかりますが、美白の敵は活性酸素です。しかし、お肌でメラニンが合成されるのはお肌を守るためです。何から守るのかといえば、活性酸素の攻撃からです。この活性酸素は紫外線被害(酸化ストレス)です。紫外線が活性酸素を誘発し、お肌を日焼けさせるわけです。それに対抗するのがメラニンです。ですから、メラニンが産生される(黒くなる)人は本来は健康で丈夫な人が多いわけです。
美白のためには美白成分(化粧品)を使うよりも紫外線にあたらない工夫が大切です。リコピンも美白成分事件で有名になった『ロドデノール』と同じように、チロシナーゼ活性を抑え、メラニンの産生を抑制しますそういう意味で同様の働きで美白を応援します。ただ、「ロドデノール」という新規合成成分と決定的に異なることがあります。リコピンはトマト(日常食品)に含まれる天然成分であること、人が歴史的経験をもっている機能成分だということです。
ロドデノールは新規合成化合物であり、この世に存在しないものを人工合成した人類未知の物質です。ですから経験がない物質、すなわち危険性をもつ物質です。

3. トマトを食べれば美白?!
リコピンはトマトにもっとも多く含まれています。トマトを食べているから健康、美白かというと、半分正しく、半分間違っています。それは、リコピンはトマトを食べたり、トマトジュースを飲んでも、ほとんど吸収されないのです。リコピンは生食、ジュースで吸収できない成分であることも覚えてください。ケチャップやピューレ、ソースは大丈夫です。リコピンは脂溶性成分のため水には溶けませんから、油料理、オリーブオイルやドレッシングが欠かせません。それがリコピン摂取のゴールデンルール(黄金律)ということになります。
もう一つ、美白でも、また病気予防でも、トマト1個でリコピンの機能を役立てることはできません。日常のスーパーで売られているトマトは最低でも一日3個以上、できれば5個は食べたいところです。家族3人だと最低毎日10個、家族5人なら最低毎日15個のトマトを油料理とともに食べる必要があるでしょう。トマトは1個100〜200円くらいですので経済的にもちょっと非現実的かもしれません。そのため、リコピンサプリメントがあります。ただし、天然リコピンであること、素材(生産・製造)が明確なものであること、オリーブオイルとともにソフトカプセルできちんと設計されている良質、ホンモノのリコピンサプリメントを選ばなければなりません。オリーブオイルがなく、リコピンだけを配合した錠剤で設計された擬似リコピンサプリも多くなっており、注意が必要です。リコピンサプリメントは、既にお話した通り(第13回フォーラム参照)、5種類程度しかありません。私も企画に参加しているリコピンEQ(ウエルインデックス社/www.wellindex.co.jp)をお奨めします。リコピンのもつ機能を生かすための製品設計がきちんとされていることが推奨の理由です。一日180円程度、コーヒー1杯分です。トマト5個分のリコピン(20mg)を含み、何より製品設計が優れ、リコピンの機能を生かすことができるのです。(第10回フォーラム参照)
リコピンが配合されても、その機能を生かす製品設計がなされなければ健康に、アンチエイジング、美白にも役立ちません。選ぶときには製品設計をよく注意していただきたいと思うわけです。
リコピンサプリは効果なしなどという口コミを読んでみると、ほとんどが「擬似リコピンサプリ」の口コミでした。すなわち、
口コミにある製品はリコピンサプリメントではないのです。ですから口コミは当然ですが、リコピンスペシャリストとして大変残念に思うわけです。健康・アンチエイジング・美白・ダイエットのために、正しく製品設計されたリコピンサプリメントを摂っていただきたいと思います。
                                   (第21回 完)



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2013年10月06日

第20回 リコピンフォーラム 「サプリメントの効果、クスリの効果」

第20回 『 サプリメントの効果、クスリの効果 』

1. 美白問題と天然成分
大手化粧品メーカーの美白成分による健康被害
がさらに拡大、14,000人と報道されています。女性が美白を求める気持ちは古今東西変わらないものと思いますが、特にお顔の一部だけが白くなるような白斑現象は困ってしまいます。
ただ、今回の問題に限らず、化粧品、サプリメント、食品、あるいは薬も、効果があるというのは、体になんらかの作用を及ぼしているという事実があることです。化粧品はお肌(皮膚)から、食品や薬はお口から体に入ります。食品(サプリメントでも)はその食品の効果を感じるということはまずないのですが、薬はむしろ何かしら効果を感じなければ薬になりません。
ここでは、まず食品を考えてみます。例えば、ホウレンソウは、ビタミンBやCやE、鉄、マグネシウム、カリウムなどのミネラルや繊維質など、多くの成分を含んでいます。ですから、ホウレンソウを食べるのは「含まれる成分を摂っている」ということになります。いわば「ビタミンCやEを食べている」と考えてもいいわけです。ホウレンソウは長年にわたって食で利用されてきた歴史ある野菜ですから、私たちは安心して食物として利用しているわけです。さらに、ホウレンソウには多くの成分が含まれますが、その成分はホウレンソウを食べる人間のためではなく、ホウレンソウ自身の成長(実り)のために生みだされている成分だということです。
このホウレンソウの成分は、それぞれの成分が、ばらばら、個別ではなく、「全体が一つ」となってホウレンソウを成長させ、また、害虫や自然から身を守っているということです。たとえば、ビタミンCは、ビタミンEやカルシウムなどとの相乗的なチカラとなり、ビタミンCがいいからといって、ビタミンCばかりを多量に摂っても意味はないわけです。そういう意味で、食品(野菜など天然物)では、
「多くの成分が複合体として存在している」ということです。食の安全を考えるとき、このことは知っておいてください。

2. 薬と合成成分・天然成分
その対極は薬です。製薬会社の研究所などで、一定の作用をもつ化合物をつくるための研究をしています。化合物の研究とは、自然界には存在しない、新たな人工物をつくりだす作業です。そして、たった一つの成分(化合物)だからこそ作用がわかりやすい、ほかの成分との関係も確認しやすいことになります。一般に、新規化合物(合成新薬)として研究開発される物質は、作用が強く、だからこそ薬として利用価値があるということです。漢方薬ではこうした人工化合物と異なり、多くの食品と同様に多成分を特徴とした天然薬物です。多くは植物ですが、一部に鉱物も原料になっています。そして、ひとつの生薬(薬用植物)には数え切れない成分が含まれるのは食品の野菜と同じです。そうした生薬が10種類配合された漢方薬であれば、100以上の成分が入っていると考えてもいいでしょう。多くの成分の複合体が「一つの漢方薬」です化合物(合成薬)は「たった一つの人工成分」、漢方薬は「数え切れない天然物成分の複合体」であるということです。天然成分の複合体は野菜も同様なのです。
漢方薬の副作用が少ない(概ね合成薬の10%以下)のは、人工合成物とは異なり、「成分が複合体として存在していることが大きな理由」といえます。漢方薬の作用は人工合成薬より緩やかで、ある意味で食品に近いということです。漢方薬に入っている生薬は、相互・相乗的な効果で働いたり、副作用を打ち消したりしていることがわかっています。
漢方薬の効果は配合される生薬相互の関係性で決まりますが、それが「一つの漢方薬の効果」ということになります。漢方薬は、いわば2000年にも及ぶ人体実験で重ねられたデータが元になっていて、漢方薬は副作用が少なく、効果が緩やか、特定臓器に働く人工合成物とは異なるなどの特徴になっています。生体の自然治癒力、恒常性を高め、体全体を調整する、それが漢方薬のチカラになっているわけです。逆にいえば、感染症など、病気の原因と治療法が明確な場合は漢方薬は役立ちません。原因が明確であれば、敵を確認し、攻撃して治せるからです。ある意味、治療は簡単です。
漢方薬による治療は、老化などに起因する機能性疾患とよばれる病気が多く、そうした複合疾患が主な対象です。合成薬はこうした治療は苦手です。それは敵がわからないからです。
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3. サプリメントの効果とは
さて、サプリメントは漢方薬に近く、さらに安全、緩やかな効果が期待できることが理解できると思います。もちろん、これはきちんと製品設計されたサプリメントに限る」わけです。近年は、美白問題だけでなく、メディアで話題になると、宣伝用にその成分を配合しただけと思えるサプリメントもあふれているわけです。そうしたサプリメントはNGと考えるようにしてください。食品成分だから勝手に配合できてしまうわけですが、ほとんど製品設計が考えられていないものがあるからです。リコピンサプリでも同様だというお話をしましたが、リコピンの機能を考えていない、ただ宣伝用に配合しただけというような「疑似リコピンサプリメント」が大変多くなっています。
サプリメントは食品です。漢方薬に使う薬用植物(薬用成分)は使われません。効果をすぐに実感できるようなサプリメントはむしろ問題があり、危険もあります(時折、ニュースになるように、薬用成分を配合しているものもあります)。食品というのは、すぐに効果を実感することがないということがまず大切なのです。この考え方は重要です。実感できない、気づいてみれば体調がいい−後で気づく効果だということです。すなわち、半年後に実感することがあるなど、それが大切な視点になります。「スマートになった、よく眠れるようになった、疲れにくくなった、朝起きたときすっきりしてる」など、気づいてみれば・・・というのが食品やサプリメントの効果であることを知っておきましょう。すぐに実感するというのは危険と裏腹ですので忘れないでください。

4. 美白事件とは
今回の美白事件はこのメーカー製品だけではなく、ほかの製品でも考える機会になったようです。ここで、留意するべき大切なことは、自然界に存在しない人工物質−すなわち多くの薬や化粧品、あるいは食品など−は経験的、人体実験的な歴史を経ていない新規物質であるということです。この事件は、単に化粧品「ロドデノール」という成分だけの問題ではないという理解が必要です。新たにつくられた(新規に合成された)人工物質は、そこに「経験がない」という重要な意味(危険)が隠れています。ですから、ほかの人工物質も同様の事件が起こりうる、そう留意すべきなのです。対極にあるのが漢方薬です。こうした問題は天然物でも起こりうるわけです(人工物よりはるかに少ない)が、漢方薬は長い歴史のなかで人体実験を繰り返してできあがった薬であるということです。ですから、副作用の強い漢方薬は長い経験のなかで淘汰されているというわけです。
サプリメントも同様です。食品として認可されている人工成分があります(ビタミンが代表です)が、そんな成分だけでつくられているサプリメントが500円、800円、1,000円程度で販売されています。法に違反するわけではなく、合成も簡単、原料は天然成分の10分の1以下と考えてもいいでしょう。しかし、人工合成物の多くは化学構造だけ天然物と同じ異性体」です。つまり、「似て非なる物質」、「同じ、だけど違う物質」です。飲料(缶やペットボトル)には決まってビタミンCと書いてあります。これがわかりやすい例ですが、このビタミンCは人工合成添加物(酸化防止剤)です。栄養ではありません。清涼飲料水にビタミンCが入ってるなんていう見方は勘違いだということを知りましょう。
サプリメントは天然成分を原料ベースにした良質な製品を選ぶことが大切です。天然物、良質なサプリメントでこそ、健康のために摂る食品としてふさわしいのです。良質のサプリメントは一日コーヒー一杯分程度」と考える必要があります。健康に役立つ製品(食品)として決して高価ではありません。1,000円の人工ビタミン剤がよほど高いと考えることが大切です。100円サプリは言語道断、実質的には100円サプリも1,000円サプリも変わりません。こうした価格のサプリメントの成分は、ほとんどが人工合成成分と考えていいからです。食品でも利用される人工添加物のようなものです。
現在のサプリメントは、製品設計を考えていなものも多く、安全、効果がある(=後から実感する効果)、健康を守るサプリメント選びはますます大切な時代になっています。そのために、消費者として正しく判断できる情報や知識をもつようにしたいものです。

                                                (第20回 完)

posted by 高原裕一 at 23:40| ヘルス&ビューティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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